思いやりの気持ちを持てるようになった!
Nさん(小学1年生)
お子さまの特性による困りごと
言葉での理解力は高く、ルールの理解はできているのですが、思ったことをすぐ口に出してしまったり、自分の主張を譲ることが難しかったり、周りの子どものやっていることに急に手を出してしまったりと、自分の言動にブレーキをかけることが難しく、結果としてルールを破ってしまうこともしばしばでした。周りの人に気遣いをしたり、気持ちを汲み取ったり、ということも苦手です。
療育方針・支援方法
自分の気持ちや要求が衝動的に出てしまいそうなときには、「自身の行動が、将来的に得になるか?損になるか?」を考えてもらうように促しました。
また、トレーニングの中で「他者の良いところや、頑張っているところを見つけて、ほめる」係りになってもらい、相手の状況をよく見て、気持ちを汲むことを学んでもらいました。
自分のお願いを「丁寧な言葉」で伝えられたときや、周りの人への気遣いができたときには、すかさずほめることを心がけました。
このような支援を通して、徐々に相手の気持ちを予測できるようになり、お願いを断られても、「忙しかったから〇〇してくれなかったんだよね?」「大切なものだから貸してくれなかったんだよね?」など、相手の立場に立って状況を考えられるようになってきました。
また、自分の興味をそそる物を周りの子どもが持っていても、勝手に触ったりしないで、相手にお願いして許可を得てから、貸してもらうことができるようになりました。
成長の様子
衝動性が強く、相手への気遣いもうまくできていなかったときには、周りの子どもたちから「わがままな子」という印象を持たれてしまい、同年代の子となかなか遊べなかったのですが、相手の気持ちを考えた対応ができるようになってくると、一緒に遊べる場面が増えてきました。なによりも「周りに優しくできたほうがかっこいい」という価値観で、周りの人と接することができるようになりました。
お子さまの課題や悩みごとを
相談してみませんか?
「できる!」を増やすプログラムの無料体験会を開催中。
資料請求のみのご希望も承っております。
まずはお気軽にお問い合わせください。