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中野ルーム

靴下が履けない!発達障害のある子どもへの教え方と練習時の3つのポイント

こんにちは!

東京都中野区の児童発達支援事業所
ハッピーテラスキッズ中野ルームです。

・靴下が1人で履けない
・自分で履こうとしない
・靴下をはかせようとすると嫌がる
・練習をさせたいけど、教え方・いい練習の方法がわからない


などのお悩みはないでしょうか?

発達障害のある子どもや、手先が不器用な子どもにとって、新しい動作を覚えることは大きな負担になっていたり、失敗体験の積み重ねから「自分ではできない」という心理状態になっているのかもしれません。

そうした状態で無理に練習をさせすぎると、かえって自信を失うことにもつながりかねません。
かといって、親としては「できるようになってほしい…」と感じることも多いと思います。

「子どもが嫌がらず、うまく教える方法があれば…」

そこで今回は、現役指導員が実践している「無理なく靴下を練習できる、教え方のポイント」をお伝えします。

靴下が自分で履けないお子さまに限らず、ボタン付けや上着などの「生活動作」全般で活用できる内容となっています。

ぜひ最後までご覧ください!

目次

1、生活動作を教える前に
・発達障害や「不器用」と靴下
2、現役指導員も実践!発達障害のある子どもの「やる気」を引き出す練習方法ポイント
・「おいしいところだけ」やってもらう
・子どもがやったことは「1秒以内に」褒めてあげる
・「さりげなく」大人の手伝いを減らしていく
3、おわりに



生活動作を教える前に

まずは、
・本当にいま教える必要があるか
・本人にとって強い負担になっていないか

を確認してみましょう。

発達障害や「不器用」と靴下

子どもが一人で靴下を履くためには、

・手足を思い通りの位置に動かす、粗大運動の技能
・靴下を両手でつまみ、わっかを広げる微細運動の技能
・靴下をひろげつつ、狙ったところに足を動かす、目と手・足の協応技能

などの技能が必要です。

ADHD(注意欠如・多動性障害)やDCD(発達性協調運動症)の特性のあるお子様や、歩き始めが遅かったなどの運動発達がゆるやかなお子様の場合、1つずつの動作にかかる負担が大きい可能性もあります。

お子さまの発達や意欲なども踏まえて、無理なく練習できる時期を考えていきましょう。

現役指導員も実践!発達障害のある子どもの「やる気」を引き出す練習方法


ポイント①:「おいしいところだけ」やってもらう

この方法はとてもシンプルで、「動作のほとんどを大人が手伝い、最後のひと手間だけ自分でやってもらう」方法です。

靴下を履かせる練習で例えると、

・大人が、かかとより少し上まで靴下を履かせる
・子どもに「手が届かないから最後だけ手伝って」とお願いし、協力して靴下を引っ張る

という内容です。

これにより、子どもは「最後は自分がやった」という成功体験を得ることができます。つまり、ポジティブなイメージで締めくくることになります。

また、「(本当は親が全部履かせてくれるはずだった)手伝ってあげた」という達成感を持つ状況が生まれています。

【その他の生活動作の例】
ボタン付けができない子どもの場合:ボタンを通してあげ、ボタン穴から5㎜程度まっすぐ飛び出た状態まで手伝い、「引っ張る+ボタンを横に倒す」操作だけ子どもと一緒におこなう
洋服のチャック(ファスナー)が付けられない子どもの場合:金具は大人がやってあげ、引っ張る動作は子どもにお願いする など

ポイント②:子どもがやったことは「1秒以内に」褒めてあげる


「できた!」という成功体験だけでなく、「成功した/褒められてうれしいからまたやろう!」というモチベーションを増やすことも重要です。
そのために「褒める」という方法は有効とされています。

子どもをほめるポイントは

・何かをやったらすぐに
・端的に
・わかりやすく

伝えることです。

ポイント③:「さりげなく」大人の手伝いを減らしていく


数日間上記の方法を続けてくると、だんだんお子さまが慣れてきます。
抵抗なくできるようになってきたら、徐々に補助を減らしていきましょう。

例えば、

・靴下を保護者が広げてあげて、足はお子さまに入れてもらう
・足先に靴下をはめる動作は保護者がおこない、かかとから引っ張る動作はお子さまにやってもらう
・片足だけ自分で履いてみる

などのスモールステップ(段階付け)が良いかもしれません。

おわりに

今回は、発達障害のあるお子さまや、手先が不器用なお子さまが「靴下などの生活動作」を練習するときに活用できる教え方をご紹介しました。


ハッピーテラスキッズ中野ルームでは、さまざまなお子さまへの支援をおこなっています。
現在空き状況が限られている状態ですが、

・ウェイティングリストへのご登録
・その他ご相談、お問い合わせ


など、いつでもお受けしております。
お気軽にご連絡ください。

今回もご覧いただき、ありがとうございました!

【ハッピーテラスキッズ中野ルーム】
メール:kids-nakano@happy-terrace.com
電話:03-5328-1810

中野区
  • 中野ルーム

「新中野駅」より徒歩3分

03-5328-1810

  • 発達障害プロサポート
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