柏教室

動く砂鉄スライムイベント!:発達障害と「感覚特性」について放デイ現役指導員が解説!

こんにちは!

千葉県柏市の放課後等デイサービス(主に発達障害・特性のある中高生対象・就労準備型:プログラミングコース、e-Sportsコース、就労準備コース)

「ハッピーテラス柏教室」です。

「特定の服のタグを嫌がる」「大きな音が苦手でパニックになってしまう」
子育てをしていると、お子さまの特定のこだわりや苦手なことについて、どう対応すれば良いか悩むことはありませんか?

もしかしたら、その行動の背景には「感覚特性」が関係しているのかもしれません。
今回は、発達障害のあるお子さまによく見られる感覚の特性と、ハッピーテラスでの支援の一例をご紹介します。

感覚特性ってなんだろう?

感覚特性とは、目や耳、肌などから入ってくる刺激を、脳が独特の形で受け取ることによって生じる特性です。同じものを見たり聞いたりしていても、周りの人とは感じ方が違うため、日常生活でさまざまな困りごとにつながることがあります。

感覚特性は、大きく「感覚過敏」と「感覚鈍麻」に分けられます。

  • 感覚過敏:刺激を過剰に強く感じてしまう状態です。
    • 視覚過敏:照明がまぶしく感じる、人混みなど情報の多い場所が苦手
    • 聴覚過敏:特定の物音(掃除機など)が耐えられない、ざわざわした場所だと疲れてしまう
    • 触覚過敏:服のタグや素材がチクチクして着られない、ベタベタしたものが触れない、人から触られるのが苦手
  • 感覚鈍麻:刺激を感じにくい状態です。
    • 怪我をしても痛みに気づきにくい
    • お腹がいっぱいなことに気づきにくく、食べ過ぎてしまう

これらの特性は生まれつきのものであり、「ワガママ」や「しつけの問題」ではありません。無理に慣れさせようとすると、かえってお子さまの大きなストレスになってしまうこともあります。大切なのは、本人の「苦手」を理解し、その子に合った付き合い方を見つけていくことです。

詳しく知りたい場合は、以下のブログのご参照ください。

「感覚特性」とは?感覚過敏・感覚鈍麻ってどんな症状?

イベントでの一コマ:「苦手」とどう向き合う?

先日「動く巨大砂鉄スライム作り」の準備をおこないました。その中で、口には出さずとも「なんだか気持ち悪い…」「においが気になる」「触りたくない」「ちょっと早めに帰る!」いうお子さまもいらっしゃいました。

  • まずは見ているだけでOK
  • 「どんなところが苦手かな?」と一緒に考える
  • 「手袋をしたら触れるかな?」「棒でつついてみるのはどう?」と代替案を提案する

このように、自分の「苦手」を安心して言葉にできる環境で、「どうすれば自分も楽しく参加できるか」を考えるコミュニケーションの練習をおこないます。これは、放課後等デイサービスガイドラインの5領域にもある「運動・感覚」への支援の一環です。自分の特性を理解し、周りに適切に伝えられるようになることは、将来の生きやすさにつながる大切なスキルです。

★まずはお気軽にお問い合わせください★

お子さまのことでお悩みの保護者の方は、ぜひハッピーテラス柏教室にご相談ください。お子さま一人ひとりに合った支援を提供し、「できた!」の体験を積み重ね、自信を育むお手伝いをしています

ハッピーテラス柏教室では、現在「金曜:就労準備コース」「火曜:プログラミングコース」に空きがございます。発達障害の特性のあるお子さまの「就労・進路」にお悩みの小学校高学年~中学生・高校生の方がいらっしゃいましたら、些細なことでも結構ですのでぜひ、ご連絡ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。
次回の更新もお楽しみに!

【ハッピーテラス柏教室】
メール:kashiwa@happy-terrace.com
電話:04-7160-1130