
教室ブログ

【後編】発達障害のある子どもと関わるヒント:現役指導員が解説する「AI活用術」
こんにちは!
千葉県柏市の放課後等デイサービス(主に発達障害・特性のある中高生対象・就労準備型:プログラミングコース、e-Sportsコース、就労準備コース)
「ハッピーテラス柏教室」です。
【前編】では、生成AIを活用して「褒め方」や「スケジュールの視覚化」のヒントを得る方法をご紹介しました。
【後編】では、お子さまの興味を引き出す「遊びのアイデア」と、AIを安全に使うための非常に重要な「3つのルール」について解説します。
おすすめの使い方③:「家庭でできる遊び」のアイデア出し
ケース1:ADHD傾向で、数字に興味が持てないお子さま
【AIへの質問例】 「5歳の子どもがいます。ADHDの傾向があり、集中して数字を数えることが苦手です。家庭でできる楽しい遊びを教えてください。」
【AIの回答例】
- 数字のかくれんぼ 部屋の中に数字カードを隠し、宝探し感覚で見つけて数えるゲームです。体を動かすことで集中しやすくなります。
- おやつカウント おやつの時間に「お菓子を3つ取ってね」とお願いし、一緒に数えます。興味のあるものと数字を結びつける効果的な学習法です。
- 数字の歌やリズム遊び 手遊びやダンスをしながら数を数えます。動きと言葉を連携させることで、楽しく理解を深めます。
ケース2:ASD傾向で、コミュニケーションが苦手なお子さま
【AIへの質問例】 「3歳の子どもがいます。ASD(自閉スペクトラム症)の診断を受けています。目が合いにくく、声掛けに反応が少ないです。コミュニケーションのきっかけになる家庭での遊びを教えてください。」
【AIの回答例】
- 「いないいないばあ」遊び お子さまの行動を大人が真似することで、相手への興味を引き出し、自然と視線が合う機会を作ります。
- しゃぼん玉遊び ゆっくり動くしゃぼん玉を目で追うことで、視線を合わせる訓練になります。「見て!」という声掛けで言葉と視線を結びつけます。
- まねっこ遊び お子さまの動きを大人が真似します。本人は自分の行動が周りに影響を与えることを学び、他者を意識するきっかけになります。
【最重要】AIを使う上で絶対に守ってほしい3つのルール
AIは便利なツールですが、使い方を間違えると危険なこともあるので、以下のルールを意識してご活用いただきたいです。
ルール①:AIの回答を100%信用しない
AIは「それっぽい回答」をすることが得意な反面、もっともらしい嘘をついたり、古い情報を答えたりします。AIの回答はあくまで「一般的な考えの一つ」として捉えることが重要です。
ルール②:個人情報は絶対に入力しない
AIに入力した情報が学習されてしまうリスクがあります。お子さまの名前、住所、電話番号、通っている学校や病院名などの個人情報は絶対に入力しないでください (※診断名や年齢、困っている行動など、個人を特定しない一般的な情報の入力は問題ありません)。
ルール③:AIだけで完結せず、必ず「身近な専門家」に相談する
AIはお子さまの特性や感情、その日の体調を直接見ることはできません。AIの答えはあくまでヒントとして、必ず実際にお子さまを知る周りの人に相談することが必要です。
学校の先生、かかりつけ医、保健師、そして私たちハッピーテラスのような療育施設の支援員など、身近な専門家からのアドバイスが、お子さまにとって最適な対応を見つける鍵となります。家族だけで抱え込まず、周りの力も借りながら、お子さまの成長を支えていきましょう。
お子さまの特性への理解を深めたい、家庭での療育の方法を知りたいなどのご希望のある方は、ぜひハッピーテラス柏教室にご相談ください。お子さま一人ひとりに合った支援を提供し、「できた!」の体験を積み重ね、自信を育むお手伝いをしています。
ハッピーテラス柏教室では、現在「金曜:就労準備コース」「火曜:プログラミングコース」に空きがございます。発達障害の特性のあるお子さまの「就労・進路」にお悩みの小学校高学年~中学生・高校生の方がいらっしゃいましたら、些細なことでも結構ですのでぜひ、ご連絡ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
次回の更新もお楽しみに!
【ハッピーテラス柏教室】
メール:kashiwa@happy-terrace.com
電話:04-7160-1130

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