柏教室

時間の見通しが立てにくい:「ちょっとだけ時間に遅れる」のは発達障害?

こんにちは!

千葉県柏市の放課後等デイサービス(中高生対象・就労準備型)

「ハッピーテラス柏教室」です。

「あと5分で出発するよ」と声をかけても、制服のボタンを何度も直したり、持ち物を延々と探したり…。気づけば約束の時間を過ぎ、慌てて家を飛び出す──。毎朝のこのやりとりに、もどかしさを感じる保護者さまも多いのではないでしょうか。

自閉スペクトラム症(ASD)のあるお子さまは、時間の流れを「見える化(意識)」しにくい特性から、つい「今」を延長してしまいがちです。発達障害(ASDなど)・発達特性特有の困りごととその背景、そして放課後等デイサービス「ハッピーテラス柏教室」で行った具体的な支援事例をご紹介します。

「時間の感覚」がわかりにくい:背景にあるASDの特性

実行機能(先を見通す力)の弱さ

今やることと次に起こることを時間軸でつなげるのが苦手で、タスクを順序立てるのが難しい傾向があります。

ネガティブな見通しの回避

「間に合わないかもしれない」という不安がありながらも、後回しする・先送りを選んでしまいがちです。

時間感覚のズレ

興味のある活動には過集中になる一方、関心が薄い作業は「終わりが見えない」と感じ、取りかかりが遅くなることがあります。

これらの行動があるからと言って、発達障害があるというわけではありません。お子さまの困りごとの背景を考えるうえで、参考にしてみてください。

発達段階における目安

小学校高学年:前夜に宿題や持ち物の準備ができる。
中学1年生:学校までの移動時間を逆算して行動する。
高校生:目標から学習計画を立てられる。

今回のTips

今回は「いつも少しだけ予定の時間に遅れてしまう」というお子さまでした。本人は「ちょっとぐらいいいじゃん」と最初は言っていましたが、ハッピーテラス柏教室までに通うための距離や移動経路を視覚化することで、「これって30分もかかるの?」と意識することができるようになっていました。

発達特性由来により「予定(=やること、タスク)」はわかるものの、「移動時間」「待ち時間」「余裕を持った計画」などの「目に見えにくいもの・空気」がつかみにくい様子がありました。

「バッファ(余裕)」を意識するためのソーシャルスキルトレーニングも有効かもしれませんね。

★まずはお気軽にお問い合わせください★

お子さまのことでお悩みの保護者の方は、ぜひハッピーテラス柏教室にご相談ください。お子さま一人ひとりに合った支援を提供し、「できた!」の体験を積み重ね、自信を育むお手伝いをしています

ハッピーテラス柏教室では、現在「金曜ー就労準備コース」「火曜ープログラミングコース」に空きがございます。お子さまの就労・進路にお悩みの小学校高学年~中高生の方がいらっしゃいましたら、些細なことでも結構ですのでぜひ、ご連絡ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。
次回の更新もお楽しみに!

【ハッピーテラス柏教室】
メール:kashiwa@happy-terrace.com
電話:04-7160-1130