こんにちは！

千葉県柏市の放課後等デイサービス（主に発達障害・特性のある中高生対象・就労準備型：プログラミングコース、e-Sportsコース、就労準備コース）

「ハッピーテラス柏教室」です。

今回は、発達障害（ASD、ADHDなど）のある子どもを育てる保護者の方が、話題の「生成AI」を味方につける方法をご紹介します。生成AIとは、学習したデータをもとに、私たちの質問に対して文章やアイデアを新しく作り出す人工知能（AI）のことです。

AIは、特に次のようなことが得意です。

• アイデアをたくさん出すこと
• 長い文章を短くまとめること
• 難しい言葉を簡単な言葉に言い換えること

子育てに疲弊しがちな日常のなかで、家族だけでは思いつかない対策のヒントをくれるかもしません。ただし、AIの答えはあくまで「参考」であり、必ずしも100%正しいわけではない、という知識を持っておくことが大切です。

今回は、そんな生成AIを使って、発達障害のあるお子さまとのかかわり方を考えるための工夫をご紹介します。

おすすめの使い方①：「褒め方」のアイデアをもらう

「子どもをたくさん褒めましょう」とよく言われますが、考え方がわからないという相談をよくお受けします。例えば、

• 何を褒めたらいいのか分からない
• どんな言葉で伝えたら本人の気持ちに響くか迷う
• 発達障害の特性上、行動のどこに注目すればいいか難しい

褒めるときは、「具体的に」「シンプルに」「当たり前のことも」「頑張ろうとした行動を」褒めるのが効果的です。このポイントを意識してAIに質問すると、具体的な声掛けのヒントをくれます。

【AIへの質問例】 「①よく食べこぼす子どもがいます。ADHDの傾向があり集中が続きません。②当たり前にできている行動を具体的に褒めたいので、声掛けの例を教えてください。」

【AIの回答例】

• 「お椅子にしっかり座って食べられているね！」
• 「スプーンの持ち方が上手だね！」
• 「一口、ごっくんできたね。素晴らしい！」
• 「『いただきます』が言えてえらいね。」

このように、ADHDなどの特性から集中が難しいお子さまの「できていないこと」ではなく、「できている部分」に光を当てる声掛けのアイデアを得ることができます。これはお子さまの自己肯定感を育む上でとても大切な対応です。

おすすめの使い方②：「視覚化（スケジュール）」のアドバイスをもらう

自閉スペクトラム症（ASD）のあるお子さまは、先の予定が分かると安心して行動できる特徴があります。療育の現場でも「スケジュールの視覚化」はよくある支援の一つですが、ご家庭でどう実践すればいいか悩む方も多いと思います。

【AIへの質問例】 「ASDの4歳の子どもがいます。療育で『スケジュールの視覚化』というアドバイスをもらいましたが、家庭で簡単にできる方法がわかりません。具体的に教えてください。」

【AIの回答例】

1. 写真やイラストを使ったスケジュールボード：「朝ごはん」「着替え」「保育園」など、1日の活動を写真やイラストにして順番に並べます。目で見て理解することで、見通しが立ち、生活への不安が和らぎます。
2. 終わったら剥がすマグネット式カード：終わった活動のカードを剥がすことで、「次は何をするか」が分かりやすくなり、自分で行動を管理する意識も芽生えます。
3. タイマーを使った時間の視覚化：アプリなどを使い、残り時間を色やグラフで示すことで、「あとどれくらい」かが分かり、気持ちの切り替えがしやすくなります。

AIを使った支援アドバイスのポイント

ポイントは、「アイディアをもらう」ことです！

自分一人で考えるのは大変だけれど、AIを活用することで、その場その場で必要な情報を療育先で得たアドバイスをもとにアレンジすることができるかもしれません。

ぜひ、活用してみてください！

お子さまの特性への理解を深めたい、家庭での療育の方法を知りたいなどのご希望のある方は、ぜひハッピーテラス柏教室にご相談ください。お子さま一人ひとりに合った支援を提供し、「できた！」の体験を積み重ね、自信を育むお手伝いをしています。

ハッピーテラス柏教室では、現在「金曜：就労準備コース」「火曜：プログラミングコース」に空きがございます。AIを使ったプログラムイベントなども取り入れていますので、発達障害の特性のあるお子さまの「就労・進路」にお悩みの小学校高学年～中学生・高校生の方がいらっしゃいましたら、些細なことでも結構ですのでぜひ、ご連絡ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。
次回の更新もお楽しみに！

【ハッピーテラス柏教室】
メール：kashiwa@happy-terrace.com
電話：04-7160-1130