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中野ルーム

「片付けができない!」:ADHD傾向(5歳)の男の子の工夫とは?

みなさんこんにちは!

東京都中野区の児童発達支援事業所「ハッピーテラスキッズ中野ルーム」です。

今回は「片付けが苦手な子ども」について、その背景や具体的な対応方法をご紹介します!

ぜひ最後までご覧ください!

今回の事例

リビングでレゴで遊んでいたAくん。Aくんは5歳の男の子(ADHD傾向)の保育園年長で、知的な遅れはありませんが、片付けが特に苦手。ごはんの時間になり、片付けを促されてもやりません。そのまま床に散らかしたまま立ち上がり、キッチンへ向かいました。両親が「レゴを片付けてからにしようね」と声をかけても、「あとでやる~」と言うばかり。結局、夜になっても片付けは終わらず、怒られる日がつづいていました。

特性と困りごととの関係

Aくんが片付けが苦手なのは、ADHD特性の「実行機能の弱さ」が関連することが想定されます。実行機能とは、計画や段取りを考える(=次にやることを考える)、行動を切り替える(今自分のやっていることと、次にやろうとしていることを、同時に考えながら行動を調節する)、感情や力加減を抑える(=ブレーキをかける力)といった能力に関係することが知られています。また、注意の転導性が高く、途中で別の活動に移ってしまう様子も見られました。

Aくんは、「これはここに片付けて、あれはあそこに…」と分類することが、とても大変なため、片付けを嫌がっていることが想定できました。

今回の工夫:「お片付けボックス作戦!」

発達障害や発達に凸凹のあるこどもについては、特性によって「頑張ってもできないこと」「できるけれど、とても頑張らないと大変なこと」を「少しの力で楽にできるようになる」工夫を考えることが重要です。Aくんは、雑音があると集中しやすくなることが普段の支援の様子から分かっていました。

そのため、Aくんについては

・特定の音楽を「かたづけのうた」として、BGMをかけるようにする
・すべてのおもちゃを1か所にまとめて片付ける場所をつくることで、負担を最小限にしていく

ことにしていきました。具体的には、おうちの中で1つの大きな「お片付けボックス」を用意し、すべてのおもちゃをそこに入れる方式に変更しました。これにより、Aくんは時間になると「おもちゃはとりあえずここに入れる」といいながら、すべてをまとめて入れることができるようになり、片付けが楽になりました。

さいごに

今回は、片付けが苦手なこどもが、片付けを1個ずつおこない、1個の場所に集めるようにすることで少しずつできることが増えていった事例でした。

ハッピーテラスキッズ中野ルームでは現在、来年度(2025年4月)利用開始に向けた体験・お申し込みをお受けしております。ぜひご連絡ください!

最後までご覧いただき、ありがとうございます。

ささいな相談でも結構ですので、お気軽にご連絡ください。

【ハッピーテラスキッズ中野ルーム】
メール:kids-nakano@happy-terrace.com
電話:03-5328-1810

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「新中野駅」より徒歩3分

03-5328-1810

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