中野ルーム

【ことばの発達】「オウム返し」とは?2歳・3歳で言葉が遅いと感じたときの対応とは

こんにちは!

ハッピーテラスキッズ中野ルームです!今回は「オウム返し」について解説をいたします!

「2歳を過ぎたのに、質問に答えず“そのまま返してくる”」
「“ごはん食べる?”と聞いたら、“ごはん食べる?”とそのまま言うだけで、会話にならない…」

このような“オウム返し(反響言語)”に、不安や戸惑いを感じたことはありませんか?

実はこのオウム返し、言葉の発達においては自然な段階のひとつ
特に、発達障害や言葉の発達に特性のあるお子さまでは、**「ことばを学ぶ大事な通過点」**として現れることがあります。

この記事では、「オウム返しとは何か?」から「通常発達との違い」「家庭でできる対応法」をお伝えします!

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オウム返しとは?反響言語ってなに?

「オウム返し」は、相手の言葉をそのまま繰り返す発話のことです。
たとえば、

  • 親「おやつ食べたいの?」
  • 子「おやつ食べたいの?」

このように、内容に答えるのではなく、そのまま音として返してくる状態を指します。
これは「反響言語(エコラリア)」と呼ばれ、特に2歳〜3歳前後のお子さまに多く見られます。

息子を心配する母親のイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや

オウム返しは悪いこと?発達障害のある子に多い理由

実は、オウム返しはことばをインプットし、アウトプットに慣れるための練習です。
発達障害のあるお子さまでは、以下のような理由でオウム返しが強く・長く出ることがあります:

  • 言葉の意味よりも「音」として記憶している
  • 質問の意図が分からず、繰り返すことで時間をかせいでいる
  • 正しい返し方を知らない・まだ身についていない
  • 自閉スペクトラム症(ASD)の特性により、会話の型が学びにくい

ただしこれは「ダメなこと」ではありません。
ことばの獲得の入り口に立っている証拠です。


ご家庭でできる!オウム返しへの具体的な対応法

① 模範的な答え方を示す

「おやつ食べたいの?」と聞いてオウム返しがあったら、
「うん、おやつ食べたい、って言っていいんだよ」と自然に見せてあげましょう。

② 意味を読み取って代弁する

たとえば、子どもが「おやつ食べたいの?」とオウム返しした場合、
「そうだよね。おやつ、食べたいんだね」と、気持ちを“翻訳”して伝えるのがポイントです。

③ ゆっくり、短く話す

「○○したい?」「いる?」など、端的でシンプルな言葉の方が理解しやすくなります。

④ 責めない・比べない

他の子と比べて焦ったり、「なんでちゃんと答えられないの!」と叱ってしまうのはNG。
まずは、「ことばを使おうとしている」ことを認めてあげましょう。

アドバイスが響く子供のイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや

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