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【発達検査でよく聞く】知覚推理とは?意味や特徴、支援のヒントを解説します
こんにちは!
児童発達支援事業所「ハッピーテラスキッズ中野ルーム」です。
「WISC(ウィスク)検査の結果で“知覚推理が弱い”と言われたけれど、どういう意味?」
「うちの子、見たものを組み合わせたり、パズルみたいな課題が苦手かも…」
そんな保護者の方の疑問や不安にお応えする形で、今回は「知覚推理とは何か?」について分かりやすく解説します。
知覚推理とは?【簡単に言うと…】
知覚推理とは、“目で見た情報をもとに考えたり、組み立てたりする力”のこと。
たとえば、
- 積み木やパズルの模様をまねする
- 物の形や位置を見て関係を考える
- バラバラなパーツから全体像をイメージする

といった、視覚情報を使った思考力や問題解決力が関係しています。
知覚推理は、WISC-Ⅳ(発達検査)の下位検査でも測定される、重要な認知能力の一つです。
知覚推理が得意な子・苦手な子の特徴
● 得意な子の特徴
- パズルやレゴなどの組み立て遊びが好き
- 空間認識やイメージの操作が得意
- 絵や図、視覚的な説明の方が理解しやすい

● 苦手な子の特徴
- 積み木模倣やパズルが苦手
- 絵を見て推測するのが難しい
- 「見て考える」「手を動かす」課題に時間がかかる
- 空間把握(上下・左右・前後など)が混乱しやすい

なぜ「知覚推理」が大事なの?
知覚推理は、日常生活や学習にこんな場面で関わっています:
- 文字の形を認識して書く(「と」と「て」の違いなど)
- 図形やグラフ、地図などを読み取る
- 自分の体の位置関係を理解して動く
- 掃除や片付けなど、ものの配置や手順を考える
そのため、「知覚推理が弱い=“目で見て考えることに時間がかかる”」ということがあり、学習や生活の中で「できない」「わからない」と感じやすくなってしまいます。
家庭や支援の場でできる工夫
知覚推理が苦手なお子さまには、こんな関わり方が有効です:
✅ 視覚的な情報を整理して見せる
→ 実物、写真、絵カード、スケッチなどを使って「視覚で理解する」サポートを。
✅ 模倣や見本を提示する
→ 言葉の説明より、「一緒にやって見せる」が理解への近道。
✅ 作業を1つずつ・順番に提示する
→ 一度に複数の視覚情報を処理するのが難しいことも。負担を減らしてあげましょう。
✅ 間違っても「やり方を学んでいる途中」と伝える
→ 知覚推理の課題は「正解」に行きつくまでに“試行錯誤”が必要なため、失敗体験を責めない姿勢が大切です。
「うちの子、もしかして…」と思ったら
知覚推理の力は、苦手=知的に劣っている、ということではありません。
むしろ、言葉で考えるのが得意な子、感覚的に覚えるのが得意な子など、特性のひとつです。
「気になるけど、どう関わればいいかわからない…」
「園や学校でも同じようなことで困っているみたい…」
そんなときは、どうぞ一人で抱え込まずにご相談ください。
📩 ハッピーテラスキッズ中野ルームでは、こんなお悩みに対応しています!
✅ WISCなど発達検査の結果をどう理解すればいいかわからない
✅ ことば・注意力・知覚推理など、子どもに合った支援方法を知りたい
✅ 自宅や園での接し方にヒントが欲しい
🌱 ハッピーテラスキッズ中野ルームでは、未就学のお子さま一人ひとりに合わせた支援を個別トレーニングと小集団トレーニングにて行っています。
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