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集団療育と個別療育、どっちがいい?迷ったときの選び方とメリット・デメリット
みなさんこんにちは!
東京都中野区の児童発達支援事業所「ハッピーテラスキッズ中野ルーム」です。
「個別療育と、お友だちと関わる集団療育、どちらが合っているんだろう?」
「幼稚園入園を控えて、集団に入れるか心配」
「お友だちとの関わりも学んでほしいけど、まだ言葉が出ていない」
など、発達障害(ASD・ADHD・DCDなど)や、発達に課題のあるお子さまを持つ保護者様から、このようなご相談をよくいただきます。
児童発達支援ハッピーテラスキッズには、「個別療育」と「集団療育」の2つのスタイルがあります。
今回は、「どちらがお子さまの発達段階や目的に合っているか」を見極めるために、特徴や選び方のポイントをご紹介します。ぜひ、最後までご覧ください
1.そもそも「療育」の目的とは?
療育(児童発達支援)とは、発達に凸凹(得意・苦手)のあるお子さまに対し、その特性を理解し、将来の自立や社会参加に向けて必要なスキルを育むサービスのことです。
2024年の法改正により、以下の「5領域」を網羅した支援が一層求められるようになりました。
・健康・生活(基本的生活習慣など)
・運動・感覚(姿勢保持、手先の器用さ、感覚過敏への対応など)
・認知・行動(数量理解、こだわりへの対応など)
・言語・コミュニケーション(発語、読み書き、要求・気持ちを伝えることなど)
・人間関係・社会性(集団参加、他者意識、ルール理解など)
個別療育も集団療育も、この5つの領域を伸ばすための「手段」の違いと考えることができます。
2.個別療育のメリットとは?
個別療育とは、指導員とお子さまが「1対1」で向き合い、お子さまに応じたオーダーメイドのプログラムをおこなう形式です。
個別療育のメリット
1.お子さまのペースに合わせられる
一人ひとりの得意なことを活かしつつ、苦手なことについては興味に合わせて課題を設定できるため、「できた!」という成功体験を積み重ねやすいのが最大の特徴です。
2.集中しやすい環境を設定しやすい
周囲の刺激(音や他のお子さまの動き)が少ないため、気が散りやすいお子さまでも課題に集中できます。なお、完全個室でおこなう事業所や、パーティションなどで教室を仕切っておこなう形式の事業所もあります。
3.短い時間で多くの成功体験を積みやすい
「ハサミの使い方」「コミュニケーションや要求を伝える練習」「着席の維持」など、特定のスキルを習得するための丁寧な指導が可能です。そのため、「目を見れたね」「指に力を入れてはさみを持てたね」など、細かく具体的に褒められる回数が多いことも特徴です。
4.保護者の方と相談時間が確保しやすい
1対1でのご利用となるため、ご家庭での悩みや発達に関することを相談しやすい環境です。ただし、預かり形式の事業所では、「面談」という形式で相談の機会が設けられている場合もあります。
個別療育のデメリット
・他のお子さまとの関わりが少ないため、「貸し借り」「順番を待つ」「我慢する」といった対人スキルを実践する場が限られます。一方で、ASD傾向を持つお子さまが、個別療育で「貸して・ちょうだい!」と要求表現ができるようになり、同時に幼稚園や保育園で友だちに声掛けができるようになったという事例もあります。
・「先生と1対1ならできる」ことが、実際の「他のお子さまもいる環境(幼稚園・保育園など)」につながりにくいこともあります。例えば、ADHDのような不注意の特性を持つお子さまが、「個別の指示だと聞いて記憶することができるようになったけど、集団での一斉指示には注意を向けることが難しい」という事例もあります。
おすすめとなるお子さまとしては、
・初めての場所や人が苦手で、不安が強いお子さま
・特定の生活上の困りごと(言葉、手先の動き、理解する力、ルールを理解する力など)やその背景にある特性による困りごと(感覚の過敏・認知・協調運動の苦手さなど)を重点的に解消していきたいお子さま
・集団に入るとパニックになりやすい、または固まってしまうお子さま
などが考えられます。
3.集団療育とは?
集団療育とは、複数のお子さま(小集団)と指導員が一緒になり、運動や遊び、製作課題を通して社会性とコミュニケーションを学ぶスタイルの療育です。多くは、前に立つ指導員のほかに、個別に支援をおこなうサポート(サブ)の指導員が複数人配置されることがあります。
集団療育のメリット
1.社会性・コミュニケーション能力が育つ
お友だちと遊ぶ中で、「順番を守る」「自分の気持ちを伝える」「相手の気持ちを知る」といったソーシャルスキルを自然に学ぶことができます。
2.「模倣(まね)」による学習効果がある
「あの子が楽しそうにやっているから、僕もやってみよう!」というように、お友達が良いモデル(お手本)となることが多く見られます。
3.集団生活のルールが身につく
一斉指示を聞いて動く、列に並ぶ、みんなで片付けるなど、幼稚園・保育園や小学校で必要となる集団行動のルールを練習することができます。
4.お友達と遊ぶ「楽しさ」を知ることができる
他者と関わることの喜びや、協力して何かを成し遂げる達成感を味わえます。
集団療育のデメリット
・刺激が多く、ストレスになることもあります。例えば、音や他のお子さまの動きが気になり、感覚過敏のあるお子さまには負担になる場合があります。
・個別の課題にじっくり向き合いにくいという特徴があります。集団のペースで進むため、幼稚園・保育園やご家庭で「一人でできないことができるようになる」という経験は少なくなりがちです。
・幼児教室と異なり、1人ひとりの「得意・苦手」にばらつきがあることが多くみられます。そのため、お子さまにあったねらいや目的がある集団を選ぶことも重要です。
おすすめとなるお子さまとしては、
・お友達に興味が出てきた、関わりたいという意欲があるお子さま
・園や学校での集団行動(座って話を聞く、ルールを守る)に課題があるお子さま
・就学(小学校入学)を見据えて、より実践的なスキルを身につけたいお子さま
などが考えられます。
4.選び方のポイント
もし悩んだ場合は、体験会で相談をしつつ、まずは個別から始めることで事業所に慣れることができます。まずは指導員と信頼関係(アタッチメント)を築き、「ここは安心できる場所だ」「自分はできるんだ」という自己肯定感を育みます。
個別で自信がついてきたり、特定のスキル(着席や簡単な指示理解)が身についてきたりしたら、お子さまにあった集団療育へ移行する・または併用を検討することもよいでしょう。
個別療育から始めるのがおすすめな方
・初めての場所や人に対する不安が非常に強い(パニックになりやすく、見通しを立てる力を育てたい)
・感覚特性(過敏・鈍麻)が強くみられ、それにより不安や回避行動が多く見られる場合
・言葉の遅れが目立ち、それによるコミュニケーションの機会が少なく成っているため、まずは要求表現や基本的な語彙を増やしたい場合
・身体や手先の不器用さがあり、ハサミや鉛筆、お箸やスプーンなどの持ち方をじっくり練習したい
・集団指示(全体への声かけ)について、「理解」することが難しい様子があり、一斉指示で動くことが難しい
集団療育から始めるのがおすすめな方
・お友達に興味が出てきて、関わりたいという素振りを見せている
・幼稚園・保育園でお友達とのトラブル(手が出る、おもちゃが貸せない)が多い
・ルールのある遊び(鬼ごっこ、トランプなど)を楽しめるようになりたい
・就学(小学校入学)に向けて、集団行動や「課題」という形式に慣れておきたい
・先生の指示を聞いて、周りのお友達と同じ行動をとる練習をしたい
5.ハッピーテラスキッズ中野ルームの特徴
ハッピーテラスキッズ中野ルームでは、お子さまの発達段階やニーズに合わせて選べるよう、「個別レッスン(個別サポートコース)」と「集団レッスン」の両方をご用意しています。
「集団療育」では、単に「みんなで遊ぶ」だけではなく、「小集団(2〜5名程度)」を基本とし、集団の中にいながらもお子さま一人ひとりの「個別の目標」を大切にしています。
コースは、「個別サポートコース」に加えて、集団療育は主に以下の3コースがあります。
幼稚園準備コース(プレ〜年少向け)
母子分離や、お友達と同じ空間で過ごすことに慣れるためのコースです。感触遊びやリズム遊びを通して、他者への意識を芽生えさせます。
周りに合わせて動いたり、お友達が遊んでいるスライムに興味を持ち、横に座って「貸して」と伝えたりできるようになる、などの成長が見られます。
ソーシャルスキルコース(年中・年長向け)
ルールのある遊びや役割分担のあるゲーム(お店屋さんごっこなど)を通して、お友達と協力する力や気持ちの調整・切り替え、コミュニケーション能力を高めます。
例えば、ゲームで負けると「もうやらない!」と癇癪を起こし、カードを投げてしまっていたBちゃんが、「次は負けないぞ」と言葉で言えるようになり、お友達に「頑張れ!」と応援する姿も見られるようになりました。
小学校準備コース(年長向け)
45分間の着席、板書の書き写し(視写)、挙手発表、話し合いなど、小学校の授業を想定した模擬授業形式で、就学への不安を解消します。
例えば、座って課題に取り組めるようになり、わからなくなったときは、固まるのではなく、手を挙げて「先生教えて」と質問できるようになるという成長が見られました。
6.まとめ
個別療育と集団療育について、最も大切なのは「お子さまが安心して『楽しい』と思えるかどうか」です。 楽しいからこそ、「もっとやりたい」「お友達と遊びたい」「先生に褒められたい」という経験を重ねることが重要です。
ハッピーテラスキッズ中野ルームでは、随時無料体験会・相談会を実施しています。
「うちの子の発達が気になる」
「集団生活に馴染めるか不安」
「個別と集団、どっちから始めたらいい?」
そんなお悩みをお持ちがございましたら、まずはハッピーテラスキッズ中野ルームまでご連絡ください。
今回もご覧いただき、ありがとうございました!
【ハッピーテラスキッズ中野ルーム】
メール:kids-nakano@happy-terrace.com
電話:03-5328-1810

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