
教室ブログ

心理の窓お役立ちコラム!@ハッピーテラスあざみ野教室
横浜市青葉区の放課後等デイサービス
『ハッピーテラスあざみ野教室』より、
公認心理師の観点でお届けする発達支援コラムです。

日々の関わりや、こころの成長に寄り添うヒントをお届けします♪
まだ、生活能力・暮らす力①、②を読んでいない方は、
こちらの生活能力・暮らす力①、
生活能力・暮らす力②もお読みください😊
生活能力・暮らす力とは③食事
前回のコラム「サーカディアンリズム(概日リズム)」は朝、光などの外部刺激で増加するセロトニン、夜間増加するメラトニンが分泌され睡眠を促すなど、内因性リズムの周期、いわゆる体内時計である事はお伝えしました。メラトニンの原料となるセロトニンは神経伝達物質の一つで睡眠以外の精神面にも大きく影響し、別名「幸せホルモン」とも呼ばれノルアドレナリンなどの働きの調整に関わっていると言われています。タンパク質の原料であるアミノ酸には体内で合成できる「非必須アミノ酸」と体内では生成されない「必須アミノ酸」があり、セロトニンは、この必須アミノ酸の一種、トリプトファンから合成され、食事から摂取する必要があります。多く含まれる食品は「大豆製品やチーズ、ヨーグルトなどの乳製品、米、バナナ」などがあります。
又、トリプトファンからセロトニンに変換される際にはビタミンB6が必要とされ、トリプトファンの多くは腸で吸収され、そして脳へと送られるなど、脳と腸との密接な関係(脳腸相関)があり腸内環境の重要性は知られています。セロトニンの生成が減少すると、メラトニンの原料にもなる為不眠症などの睡眠の質の低下の他、イライラなどキレやすくなったり、集中力の低下などに繋がると言われています。発達に偏りがあるお子さんでは刺激に対して過剰に感じる感覚過敏が見られる事があります。これらは嗅覚や味覚等に影響する事で、特定の食べ物しか食べれないなどの偏食に繋がっていく事があります。偏食ではバランスの摂れた栄養が取りづらくなります。そうなると腸内環境も便秘などにもなりやすくなり、セロトニンなどの生成が減少してしまう事が考えられます。だからこそセロトニンの生成を増やす為には、腸内環境を整える事、規則正しいバランスの摂れた食生活の重要性を意識していく事が発達に偏りのあるお子さんなどでは特に必要であると感じます。
お菓子が食のメインになっていませんか?いつも同じものを食べていませんか?そういえば、イライラや癇療などが頻繁に出ていませんか?もし心当たりがあるならば、食生活を見直してみてはいかがですか。間食を少し控え、日中活動量を見直しなど少しずつでも良いので、対応していく事をお勧め致します。
公認心理師の立場から、少しでもご家庭での関わりのヒントになれば嬉しいです✨
ハッピーテラスあざみ野教室では、横浜市青葉区で発達に特性のあるお子さま一人ひとりに合わせた療育支援をおこなっています。
見学や体験、ご相談等は、
電話(045-530-3617)や
メール(azamino@happy-terrace.com)に
いつでもお気軽にお問い合わせください!

お子さまの課題や悩みごとを
相談してみませんか?
「できる!」を増やすプログラムの無料体験会を開催中。
資料請求のみのご希望も承っております。
まずはお気軽にお問い合わせください。


