あざみ野教室

~社会性と感覚統合~ お掃除ボランティアでがんばる子ども達@ハッピーテラスあざみ野教室

 今回は、ハッピーテラスあざみ野教室でおこなっているお掃除ボランティアでがんばっている子ども達について紹介いたしたいと思います。

お掃除ボランティア

 ハッピーテラスあざみ野教室では、毎日、お掃除ボランティアをおこなっています。これは、子ども達のなかから志願者を募り、事業所内のいろいろなお掃除をおこなってもらう取り組みです。お掃除の内容は、床の掃除機掛け、机・椅子の消毒、ロッカーの消毒、洗面台の掃除、トイレ掃除となっています。

 お掃除ボランティアでは、その名前の通り“志願すること(自発性)”を重視しており、児童の社会貢献に対する自発性をはぐくむ療育となっています。また、感覚統合を促す運動療育としても期待されます。

 

お掃除と感覚統合

 以前の記事でも紹介いたしましたが、お手伝いにより子どもの感覚統合を促すことができます(感覚統合に関しては、こちらの記事もご参照ください)。

 感覚統合とは、複数の感覚を整理したりまとめたりする脳の機能のことです。たとえば、目の前に置いてあるコップを手で掴むためには、目に見えているコップの位置にまで手を伸ばし、手がコップの位置に到達したら指を閉じる必要があります。このためには、視覚でとらえた距離感と筋運動の感覚(固有覚、または固有受容覚と言います)でとらえた腕の筋肉の伸び具合の感覚とを統合する必要があります。

 お掃除をおこなうにも感覚統合が必要です。トイレ掃除では、しゃがんでバランスを取りながらブラシを使用して床や便器を洗いますが、しゃがんでバランスを取るためには前庭覚(重力や移動の感覚)と固有覚の統合が、ブラシを使って床や便器を洗うためには視覚と固有覚の統合が必要となります。このため、感覚統合が不十分であると、お掃除を上手にこなすことが難しくなります。
 ですが、お掃除をすることで感覚統合を促進することもできます。脳の神経は刺激することにより発達するので、お掃除の動作を通して視覚、固有覚、前庭覚をよく刺激することで、これらの感覚統合を促すことができるのです。

 

ボランティアと社会性

 お掃除ボランティアは子どもが自発的に取り組むお手伝い活動です。机・椅子、ロッカー、トイレなどのハッピーテラスに居るときにみんなが使う場所をきれいに整えます。お掃除の後は、スタッフ一同からほめられ、感謝されます。このように、子どもが自発的に共有スペースを掃除して、周囲から感謝される喜びを知ることで、子どもは社会に貢献する自発性を身に着けることができます。実際に、お掃除ボランティアに参加した子ども達の中には、その次も参加してくれる子どもがたくさんいます。

 

まとめ

 お掃除ボランティアは、掃除の過程のさまざまな姿勢や動作を通して感覚統合を促す療育です。同時に、ハピテラの一員としてハピテラのみんなに役立つ経験をすることで、社会性を高める療育でもあります。お掃除ボランティアを通して、子ども達は脳を育み、社会の一員への一歩を踏み出すのです。

 

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