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中野ルーム

5歳の男の子、姿勢が悪い…「じっと座れない」子どもへの対応を解説!

こんにちは!

中野区の児童発達支援事業所
ハッピーテラスキッズ中野ルームです。

今回は、5歳のADHD(注意欠如・多動性障害)・ASD(自閉症スペクトラム障害)傾向の男の子の事例を通して、「発達障害と姿勢の問題」についてご紹介します。

「発達障害のあるお子さまは姿勢が悪くなりがち」と言われることがあり、それが幼稚園などでの集団生活に影響を与えることもあると聞くこともあると思います。本当なのでしょうか?

子ども達なりの理由を探りながら、幼稚園・保育園でいますぐできる工夫をご紹介します!

1.今回の事例

今回ご紹介するのは、幼稚園年長の5歳男児Aくん。
幼稚園ではじっと座っていられない、そのうえで指示が入らないなどの課題があります。

保護者の方は、姿勢が悪いことで集中力への影響を心配し、小学校進学への不安を感じています。

2.発達障害と「姿勢」の課題

ADHDのあるお子さまは、集中力を維持するのが難しく、常に覚醒水準が下がりがちです。

覚醒水準が下がりやすいと、集中力・注意を向ける力が弱くなりがちになり、また衝動的に体が動きやすくなってしまったりします。

そのため、一見すると「よく動いている」「じっとしていられない」と体を動かしたり姿勢が崩れているととらえられがちなのですが、実は本人なりに「起きよう」「集中しよう」という工夫であるともとらえることができます。

そのため、叱責ではなく、そうせざるを得ない特性の理解と環境調整、
覚醒を適度に保てるような姿勢の工夫や、適度な運動の機会を作ることが求められます。

感覚が偏っている発達障害のあるお子さまは、椅子に座っているだけでストレスを感じることも。
クッションやバランスボール、背もたれの工夫など、感覚面への配慮で姿勢が安定することもあります。
Aくんの場合は、背もたれのボールで適度な刺激を得られるようになりました。
個々の特性に合わせた環境作りが肝心ですね。

3.すぐにできる?幼稚園・保育園でできる「じっと座れない」子どもへの工夫

①「動く」ルールを決めよう!

子どもの生活の中で「動く・運動」はとても重要です。
ただし、他のお子さまといい関係性を築きながら、上手に発散する方法が必要です。
例えば先生に「30秒だけ外を歩いてくる」と伝えるなどのルールを決め、「動いていい」環境を作るのも一案。子ども自身で状況を判断し、集団の中で上手に過ごせるようなルール作りが必要かもしれません。

②自分で刺激を得られるように!椅子の工夫

今回のお子さまは、自分で集中をするためにあえて動いてしまうという特性のあるお子さまでした。そのため、動き回らなくても揺れ・触覚の刺激が得られるように

・椅子の背もたれの部分にテニスボールをつけ、背中をこすり合わせることで刺激を得られる

・自分の足元にマッサージ用の足つぼシートを置く(バランスボードなどでも代用可能)

・ポケットにプッシュポップなどの感触遊びグッズを持ち歩き、必要な場面では使っていいことにする

上記の環境設定をおこなうことで、集団の中でも自分で刺激量を調整できるようになりました。

③「姿勢を正せ」はNG?

「背筋ピン!」などの声かけは、発達障害やADHD(注意欠如・多動性障害)などの特性があるお子さまにとっては一時的な効果にしかなりません。
姿勢が崩れるのは、むしろ「集中しようと頑張っている証拠」。そこを叱るのは逆効果になりかねません。
代わりに、「○○ができたね!」と行動を認める声かけを心がけましょう。
子どもの特性を理解し、強みを伸ばす関わりが必要かもしれません。

4.さいごに

ハッピーテラスキッズ中野ルームでは、さまざまなお子さまへの支援をおこなっています。

現在、小集団レッスンに多く空きがございます。

ささいな相談でも結構ですので、お気軽にご連絡ください。

今回もご覧いただき、ありがとうございました!

【ハッピーテラスキッズ中野ルーム】
メール:kids-nakano@happy-terrace.com
電話:03-5328-1810

中野区
  • 中野ルーム

「新中野駅」より徒歩3分

03-5328-1810

  • 発達障害プロサポート
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