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プレ幼稚園で「座れない」・「走り回る」のは発達障害?3歳児の行動の背景を現役児童指導員が解説します!
今回は、プレ幼稚園で走り回ってしまう3歳ごろの発達段階や行動の背景、ご家庭でできる関わり方、そして児童発達支援「ハッピーテラスキッズ中野ルーム」でのレッスン例について紹介します。
プレ幼稚園や保育園などの集団活動で、周りのお友達が先生のお話を聞いて座っているのに、我が子だけが一人で走り回っている。
そのような様子を見て、「うちの子だけみんなと違う」「どうして参加できないの?」と悩む保護者の方は少なくありません。また、園や健診などで指摘を受けると、「もしかして発達障害なのかな」「私のしつけが悪かったのかな」と不安になることもあると思います。
お子さまが走り回ってしまうのは、決して保護者の方の育て方やしつけのせいではありません。また、一度の様子だけで発達障害と決めつける必要もありません。
※本記事は、発達障害や発達特性について一般的な情報を紹介するものであり、医学的な判断をおこなうものではありません。お子さまの発達や医療的な判断については、主治医や専門機関にご相談ください。
【目次】
3歳児がプレ幼稚園などの集団行動に参加できるようになるのは何歳ごろ?
「集団参加が苦手で、走り回ることが多い」お子さまへの、ハッピーテラスキッズ中野ルームのレッスン例
3歳児がプレ幼稚園などの集団行動に参加できるようになるのは何歳ごろ?
一般的には、だいたい3歳くらいになると母子分離ができ、少しずつ保護者の方から離れて過ごすことに慣れてくることが多いといわれています。そして、4〜5歳ごろにかけて、お友達と一緒の空間で遊んだり、集団のルールを理解したりする力が高まっていきます。
ただし、発達のスピードには大きな個人差があります。言葉、運動、感覚、社会性、気持ちの切り替えなどは、すべて同じ速度で育つとは限りません。
2〜4歳ごろは、社会性や感情コントロールがまさに育っている途中です。発達の凸凹があると、得意なことと苦手なことの差が、プレ幼稚園のような集団生活の中では少し目立って見えやすくなるケースがあります。
走り回らずに参加するために必要な力
プレ幼稚園で座って活動に参加するためには、ただ「座る力」だけが必要なわけではありません。
先生の話を聞いて行動に移す力、今は何をする時間なのかを理解する力、走りたい気持ちにブレーキをかける力、周りのお友達の様子を見て合わせる力など、いくつもの基本技能を同時に使っています。
3歳ごろは、こうした力が少しずつ育っていく途中です。そのため、言葉では分かっているように見えても、実際の集団行動の場面では身体が先に動いてしまうことがあります。
ブレーキをかける力
走りたい、触りたい、見に行きたいという気持ちが出たときに、自分自身で感情や行動をコントロールし、止まる力です。3歳児は、このブレーキをかける力がまだ育っている途中です。座る時間だと分かっていても、興味をひくおもちゃなどが見えると身体が先に動いてしまうことがあります。
遊びの意味を理解する力
プレ幼稚園の活動では、先生の説明を聞いて、何をする時間なのかを理解してから参加する場面が多くあります。言葉の理解がゆっくりだったり、参加の仕方が分からなかったりして活動の意味が理解できないと、つまらなく感じて自分の好きな遊びや動きに向かってしまうことがあります。
ルールを目で見て理解する力
周りのお友達が座っている、先生の方を見ている、順番に並んでいるといった状況から、「今はこうする時間なんだな」と理解する力も少しずつ育っていきます。この力がゆっくりなお子さまは、言葉で説明されない暗黙のルールが分かりにくく、一人だけ違う行動をとってしまうことがあります。
次に何をするか見通しを持つ力
「お歌が終わったら、次はおもちゃで遊べる」など、これからの予定に見通しを持つ力です。次に何が起こるか分からないと不安になりやすく、その場にとどまって参加し続けることが難しくなることがあります。
「子どもが走り回る」のは発達障害?
「みんなと同じようにできないのは発達障害だからですか?」というご不安の声をいただくことがありますが、プレ幼稚園で走り回ってしまう(=集団参加が難しい)からといって、発達障害と決めつける必要はありません。年齢的にまだ集団生活に慣れていないだけのことも多くあります。
一方で、同じような困りごとがずっと続いていたり、お子さま自身がプレ幼稚園に行くのを強く嫌がったりする場合は、発達特性や、今の環境との合いにくさが関わっている可能性があります。
大切なのは、名前がつくかどうかだけで判断するのではなく、どの場面で困っているかを見ていきながら、お子さまに合った関わり方を見つけていくことです。
「走り回る子ども」の背景にある行動特性とは?
お子さまが活動に参加せずに走り回ってしまう行動には、単なるわがままやしつけ不足ではなく、お子さまなりの理由やSOSが隠れていることがあります。お子さまの様子を観察しながら、原因を探っていくようにしましょう。原因として考えられることをいくつか紹介します。
動きたい気持ちが強い
注意欠如・多動症(ADHD)などの特性が背景にあり、じっとしていることが難しかったり、衝動的に身体が動いてしまったりするケースです。お子さま本人は「座らなきゃ」と分かっていても、多動性や衝動性により動きたい欲求をコントロールしきれずに走り出してしまうことがあります。
見通しが持ちにくく不安が強い
自閉スペクトラム症(ASD)の特性などにより、初めての場所や予定が分からない状況に強い不安を感じるケースです。次に何をするのか予測できない不安やパニックから逃れるために、走り回ることで自分を落ち着かせようとしている可能性があります。
参加の仕方が分からない
先生が前で手遊びをしていても、何をしているのか分からない、自分はどう参加すればいいか分からないと感じているケースです。何をしていいか分からずにつまらなく感じてしまい、自分の興味のあるおもちゃのほうへ走っていってしまうことがあります。
感覚の受け取り方が違う
特定の音や光、周囲のざわめきなどを強く感じ取る感覚過敏がある場合、その空間にいることが苦痛で、防衛本能から逃げ出そうとしていることがあります。逆に、感覚鈍麻などにより、身体を激しく動かすことで自分の感覚を満たそうとしている場合もあります。
新しい環境に対する試し行動
新しい場所や先生に対して、どこまでやったら許されるのかな、先生はどんな反応をするかなと確かめるための試し行動をとっているケースです。気を引くために、わざと走り回っている可能性があります。
走ることが大好きな3歳児に家庭でできる関わり方
お子さまの行動の背景が少し見えてくると、声のかけ方やサポートの仕方も変わってきます。ここでは、ご家庭で試しやすい工夫を紹介します。無理に長時間座らせようとせず、スモールステップで少しずつ経験できるようにしましょう。
短く具体的に伝える
「走らないで」「立っちゃダメ」という言葉は、お子さまにとって次にどうすればいいかが分かりにくいことがあります。「ここでは歩きましょう」「椅子に座ろうね」と、次にしてほしい行動を短く具体的に伝えることがポイントです。
見通しを持てるようにする
活動の前に、絵カードや簡単なスケジュールを使って「お歌の次はおもちゃだよ」と伝えることで、安心して活動に向かいやすくなります。言葉だけでなく、指差しなどの視覚支援を使うと伝わりやすくなることがあります。
「ぴた」と一瞬止まる遊びを楽しむ
ご家庭で一緒にくるくる回って遊び、合図で「ぴたっ」と一瞬だけ動きを止めるような感覚遊びを楽しむのもおすすめです。楽しい遊びの中で、自分で身体の動きにブレーキをかける経験を積むことにつながります。
最初だけ一緒にやってみせる
参加の仕方が分からずにウロウロしている場合は、保護者の方が少しだけ一緒にやってみることでスムーズに入れることがあります。「こうやって手を叩くんだよ」と数回一緒にやってみせ、一瞬でもできたら「一緒におてて叩けたね!」「座って待てたね!」「ぺた、できた!」など、できた行動を具体的に褒めることが自己肯定感につながります。
「集団参加が苦手で、走り回ることが多い」お子さまへの、ハッピーテラスキッズ中野ルームの支援事例
ご家庭だけで抱え込まず、専門的なサポートを取り入れることも一つの方法です。児童発達支援事業所「ハッピーテラスキッズ中野ルーム」では、じっとしていることが苦手なお子さまに対して、無理に「座りなさい」と行動を制限するのではなく、お子さま一人ひとりの成長に合わせたレッスンをおこなっています。
目的のある動きで「止まる」を経験する
ただ座って待つのではなく、少し離れた壁にシールを貼りに行くなど、目的のある身体を使った活動を取り入れることがあります。動くことと、目標の場所で一瞬止まることをセットにすることで、自然な形で動きをコントロールし、また元の場所に戻る経験を積むことができます。
人と一緒に早く動く刺激遊び
強い刺激を求めて走り回ってしまうお子さまには、スクーターボードに乗っていただき、指導員と一緒に、思い切り早く動くような遊びを取り入れるケースがあります。十分に身体を動かして満足感を得ることで、その後の静かな活動への切り替えをサポートします。
身体を動かしてルールを知るサーキット遊び
個別レッスンから少しずつステップアップし、小集団でのサーキット遊びをおこなうことがあります。身体を楽しく動かしながら、「順番を待つ」「コースに沿って進む」といったルールや、お友達とのコミュニケーションを自然に学んでいけるように支援します。
「落ち着きがない」子どもの相談を考える目安
プレ幼稚園での様子を見ていて、これは個性の範囲として様子を見ていいのか、それとも相談した方がいい段階なのか迷われることもあるかと思います。ひとつの目安として参考にしてみてください。
家庭で関わりながら様子を見る目安
・声かけや接し方を少し工夫すると、活動に参加できる時間が増える。
・気になる行動が、眠いときや疲れた日など特定のタイミングに限られている。
・プレ幼稚園の中でも、お絵かきなど楽しめる活動や時間帯がある。
・お子さま自身がニコニコしており、プレ幼稚園に行くのを嫌がっていない。
相談を考える目安
・園や健診のたびに、同じ困りごとを繰り返し指摘されている。
・先生の声かけや環境を変えても、集団活動にほとんど参加できない状態が続いている。
・お友達との物の取り合いやトラブルに発展するなど、困る場面が広がってきている。
・お子さま自身がプレ幼稚園に行くのを嫌がったり、パニックになったりしている。
・保護者の方が毎日対応に悩み、どう接していいか分からなくなっている。
お子さまに合った関わり方を一緒に見つけませんか
プレ幼稚園でお子さまが一人だけ走り回っている姿を見ると、「なんとかしなきゃ」とご家庭だけで抱え込んでしまう保護者の方は少なくありません。
もし、同じような困りごとが続いていて少しでも不安を感じるようでしたら、東京都中野区の児童発達支援事業所「ハッピーテラスキッズ中野ルーム」に一度ご相談にきませんか。
「療育を使うほどなのか分からない」「園で指摘されたけれど様子見でよいのか迷っている」という段階でもまったく問題ありません。
体験レッスンを通じて、お子さまが活動に乗りにくい背景を一緒に整理し、今後ご家庭や園でどのような関わり方をしていけばよいか、具体的なヒントを見つけるお手伝いをさせていただきます。
まだ受給者証をお持ちでない方のご相談も可能です。また、通えるかどうか不安な方も、まずは曜日や時間帯の空き状況、お子さまが対象となるかどうかの確認だけでもお気軽にご連絡ください。
また、東京都中野区近隣で児童発達支援を利用開始する際に相談する機関は以下の通りです(2026年5月現在)
【中野区】すこやか福祉センター
【杉並区】児童発達相談係
【渋谷区】子ども発達相談センター
ご成長のスピードや学び方、特性はお子さま一人ひとり異なるため、当てはまらないこともあります。保護者の方が、お子さまの成長を整理するヒントがお伝えできるようサポートしてまいります。気になることがありましたら、お電話、メール、お問い合わせフォームより、いつでもご相談ください。
今回もご覧いただき、ありがとうございました!
【ハッピーテラスキッズ中野ルーム】
メール:kids-nakano@happy-terrace.com
電話:03-5328-1810

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