教室ブログ
運動が苦手なお子様について②
こんにちはハッピーテラス中野教室です!
先月、運動に必要な力についての基礎部分についてお話をしたので、続いては、基礎部分が培われたことを想定し、次に必要な力についてご紹介します。
次に必要な力としては2つが挙げられます。
①基本的な運動能力
歩く、走る、片足ジャンプなどの全身で体を動かすことや
指折り、線引き、鉛筆の持ち方等主に指先を使いながら活動すること
②自分の周りの環境の把握
眼球運動
人間が得る情報は約80%が目からの情報と言われています、眼から脳に情報を送り、身体の動きをコントロールしています。眼の総合的な視覚機能を高めるのが眼球運動です。両目のスムーズなチームワークを発揮できると正しく脳や各機関に情報を伝えて処理できる力を育てることができます。主に、寄り目、跳躍性眼球運動(点から点に視点を移す動き)、追従性眼球運動(目で追い続ける動き)などがあります。
視知覚認知
見える物の位置関係が分かる、遠近感が把握できる、図形と背景の判別ができる、空間における位置関係の理解ができるなどの力があります。
さらに。。。
上記の①と②を習得していくと「運動企画」=「動作をつくる前に企画して運動する」という作業がとてもスムーズになるのですが、当然、①と②の習得度がまばら、得意不得意に大きな凸凹がある、そもそも感覚や経験が少ないと、限られた情報の中から複雑な動作を作らないといけないので、不器用で大雑把な動きになります。
この部分では、
・見てコピー(ダンスの真似ができるか)
・言葉で説明されてコピー(説明通りに身体を動かせるか)
・正中線の真ん中を超える(左右逆の手足のタッチがスムーズにできるか)
・タイミング、リズム(音のリズムに合わせられるか)
がどの程度できるか確認することで体を動かす作業のスムーズさが測れます。
これらの運動能力が備わった際に
協調的な粗大運動(鉄棒、縄跳び、スキップ、マット運動etc)
協調的な巧緻運動(お絵描き、ハサミ、折り紙、リコーダー、ボールキャッチ)
がスムーズに成立します。
以上のことからも、「鉄棒が苦手!」というお子様にとっていきなり鉄棒を根気強く取り組むことが失敗体験になったり、自己肯定感の低下に繋がることも想定できます。
どこに苦手さがあるのか、不器用さがあるのか、見つけることができるとそのステップから楽しく活動に落とし込むことができます。「運動が苦手なお子様」において、関わる大人は苦手な活動を根気強く取り組むのではなく、苦手な部分の一つ手前の部分から楽しく取り組むことで、スモールステップを踏むことをおすすめします!
ハッピーテラス中野教室では、さまざまなお子さまへの支援をおこなっています。
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