あざみ野教室

心理の窓 お役立ちコラム! 「生活能力・暮らす力とは④」 @ハッピーテラスあざみ野教室

横浜市青葉区の放課後等デイサービス
『ハッピーテラスあざみ野教室』より、
公認心理師の観点でお届けする発達支援コラムです。

日々の関わりや、こころの成長に寄り添うヒントをお届けします♪
まだ、生活能力・暮らす力①、②を読んでいない方は、
こちらの生活能力・暮らす力①生活能力・暮らす力②生活能力・暮らす力③
基本的生活習慣の見直し①基本的生活習慣の見直し②基本的生活習慣の見直し③もお読みください😊

 

「生活能力・暮らす力とは④」

 前回、基本的生活動作の見直し③では「トイレのマナー・気遣い」として「他者に対しての配慮」を意識し使用する事やチェック方法として「指さし呼称」を記載致しました。

 指さし呼称については、「眼」「耳」「手」で確認するという事は脳の前頭葉における血中酸素化ヘモグロビン変化量が多かった事や、左右前頭前部において認知機能の活性化が図られている可能性がある等の結果から有効性が示唆されていることを厚労省の安全衛生キーワードのサイトでも解説しています。さまざまな場面でも用いる事は可能ですので、日々の生活の中で活用する事で、意識レベルを高く保ち、集中力を高め、不注意を軽減し、適切な使用方法を理解・遂行出来る事に繋がります。又、結果的に他者への配慮へと繋げていけると思います。「よし!よし!よし!」と、指さし、声出し確認を是非、保護者の方が子供の見本となり活用しながら教えていただければと思います。

  

令和8年度 第1回 ハッピーテラスあざみ野教室保護者会

 ここで余談ですが、HTでは6月の上旬に第1回目の保護者会を開催致しました。

今回、就労移行支援事業所 「シェアーズ・マルキ」さんにお越しいただき「就労、そしてその先へ今何ができる」をテーマに、さまざまな視点から必要となるスキルなど、有意義なお話をしていただきました。その中で特に睡眠や身だしなみなどが含まれる「健康管理」「日常生活管理」などの基本的な部分が意識出来る事で安定した青年期へ繋がる就労準備の土台として、とても重要であるといいます。

又、就労に向け、意識していく事は何なのか?これは「働く力を育む」事として何よりも「お手伝い」が有効であると伝えてくださいました。

 HTでも「手伝い」に関しての重要性は以前から認識しており、実際に教室ではお手伝いとして「」があります。例えば、花に水をあげる「お花屋さん」玄関前の掃き掃除や内側の床掃除をする「スイスイスイパー」子供新聞から気になるページを音読する「ニュースキャスター」実際のトレーニング中にプリント配布等を行う「トレーニングアシスタント」時間を告知する「タイムキーパー」など多岐にわたります。

 

「お手伝い」の要素と効果、そして始め方

 今回お話の中でも伝えられていましたが、「お手伝い」にはさまざまな要素が含まれます。

 例えば、作業として運搬等の粗大運動や仕分けや組み立てなどの微細運動集中力時間の意識スケジュール管理報連相など、一つを取り組む中で、さまざまな事を常に意識しながら取り組まなければならない、まさマルチタスクです。これらは特に「相手を意識する力」や「柔軟性」などのスキル改善に繋がります。発達障害の特にASDなどでは、自己中心性から脱せず、偏った自分の世界の中で物事を判断し過ごしている方々も少なくありません。他者とのやり取りの中で、何気ない関りが、相手の存在を意識し、少しずつ自分が相手や状況に合わせていく経験が、結果的に拘りを軽減し柔軟な思考の改善に繋がってきます。又、家庭の中でのお手伝いという役割が、本人にとっての存在価値や自尊心を高めてくれます。これらは、日々の生活の中で毎日取り組んでいく事でさらに効果が上がります

 お手伝いの初めは「ちょっとごみを集めてくれる?」「お茶を持ってきてくれる?」等とちょっとした抵抗感が少ない事から始め、少しずつ頻度や幅を広げ、最終的には調理・洗濯・掃除・ごみ捨て・買い物・庭掃除等生活していく上での必要となるスキルへと繋げていくと良いでしょう。まずは、様子を見ながら1~2か月で一つ目標を設定し、家庭の中でも本人が活動できる幅を広げていく事を意識していきましょう。丁度、これから夏休みの時期、目標に向かって取り組むことで有意義に過ごせると思います。

 

 さあ、保護者の皆さん、今日からお手伝いを意識させ、未来の就労へと繋げていきませんか?

 

 ハッピーテラスあざみ野教室は、横浜市青葉区で発達に特性のあるお子さま一人ひとりに合わせた療育支援をおこなっています。保護者様の小さなお悩みにも専門家の立場からお答えいたします。

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