放課後等デイサービスの1日の流れとプログラム例を紹介
「放課後等デイサービス(放デイ)」のサービス内容の理解はできたけど、うちの子が通うイメージがつかない…どんなことを学べるのか分からない…そんな疑問のある保護者の方に向けて、実際の教室の一日の流れをご紹介します。
放課後等デイサービス(放デイ)とは?【知っておきたい基礎知識】もあわせてご覧ください。

目次
プログラムについて
放課後等デイサービスのご利用を検討している方の中には、トレーニングってどんなことをするの?「ただ遊んでいるだけ」ではないの?どんなスキルを身につけることができるの?所要時間(預かり時間)はどのくらい?といった疑問をお持ちの方も多くいらっしゃると思います。
今回の記事では、放課後等デイサービス「ハッピーテラス芝浦教室」のある日の一日の流れを実際のプログラム内容とともにご紹介します。
※教室によって、利用時間やプログラム内容が異なりますので、詳しくは教室にお問い合わせください
一日の流れの説明をする前に、トレーニングの進め方のポイントを2つ紹介します。
アセスメントに基づく支援
それぞれのプログラムには「ねらい」があり、「できる!」を増やしていくためのサポートをおこなっています。
また、プログラムごとにアセスメントのポイントを設定し、お子さまがトレーニングする様子を観察しながら、お子さまの苦手や課題点を発見していきます。

「あいさつ」も大事なトレーニング
各プログラムの最初と最後に「はじめのあいさつ」「おわりのあいさつ」をします。(個別トレーニングでは、一日の最初と最後)
はじめのあいさつでは「本日のトレーニングの内容や一日の流れの説明を聞き、予定の見通しを立てること」、おわりのあいさつでは「一緒に活動をしたみんなに注目し、号令に従ってあいさつをするここと」を学びます。
発達障害などの特性によって、以下のような苦手があるお子さまが多くいます。
- 行動の切り替えが難しい、活動や遊びを終わらせられない
- スケジュールの見通しが立てられない、見通しが立たないと不安になる
- 人の指示を聞いたり、人に合わせたりできない(例:号令を聞かずに自分のタイミングであいさつをしてしまう)
- 他者を意識した行動ができない(例:自分が号令係のときに、他の子どもの様子をうかがって、みんなが合わせやすいようにタイミングを調整することができない)
日々のあいさつも、集団生活を送るうえで大切なスキルを身につけるための練習の場となります。
また、姿勢を正して挨拶をすることの習慣化をすることも目的のひとつです。
一日の流れ|平日の「ある日」
13:30〜17:00 来所・余暇時間
17:00〜17:30 身体スキルプログラム
17:30〜17:40 休憩
10分の休憩でリフレッシュ!
17:40〜18:10 学習スキルプログラム
18:10〜18:20 休憩
10分の休憩でリフレッシュ!
18:20〜18:50 高学年講座
18:50〜19:30 休憩
自由解散となるため、ハッピーテラスでやりたいことがあるお子さま・保護者の方のお迎えが来るのを待つお子さまは、余暇時間(自由時間でお子さまそれぞれ好きな遊びや宿題をします)として過ごすことができます。
一日の流れ|土曜日の「ある日」
芝浦教室では、個別トレーニングのご要望を多くいただいているため、土曜日に、個別トレーニングの時間を設けています。個別枠は45分で事前予約制、その時間はお子さまと先生のマンツーマンです。
お子さま一人ひとりの発達段階に合わせ、身体スキル・ソーシャルスキルトレーニング(SST)などを実施します。
「ある日」のDくん・Eさんの個別トレーニングの内容を、それぞれのお子さまの「苦手」と「ねらい」とともに具体的に紹介しています。
Dくん(小学2年生)のある日の個別トレーニング
Dくんは、手や指を細かく使う「微細運動」と、言葉を「類推(ある言葉から、類似のものや反対のものを想定すること)」することに苦手があるため、この2つを中心にした個別トレーニングを実施しました。


微細運動・学習スキルの向上
1.間違い探し
<トレーニング内容>
よく似た二つの絵を見比べ、ことなる箇所を探す。
<ねらい>
・跳躍性眼球運動技能(ある対象から他の対象に一気に視点を飛ばす目の動き)を向上させる。
2.属性分類
<トレーニング内容>
椅子や掃除機など、身近にある物が描かれたカードを用いて、「座るもの」「掃除するもの」など機能ごとに分類する。
<ねらい>
・属性分類(何をするための物かなど、物の機能に沿った分別)をおこない、類推する力(同じ・似たものをイメージする力)を向上させる。
・動作語(動きを表す言葉:歩く・掃除・裁縫・片づけ・工作等)の語彙を増やす。
3.運動
<トレーニング内容>
お玉にボールを乗せたまま平均台を渡る。スクーターボードでジグザグ道を進む。
<ねらい>
・粗大運動(姿勢を保つ、バランスをとる、身体全体を使った歩く・走る・ジャンプするなどの動き)能力を向上させる。
4.反対類推
<トレーニング内容>
「〇〇の反対は?」という質問に対して反対の言葉(大小・長短・高低・重軽・明暗等)を表現する練習をおこなう。
<ねらい>
・反対類推(例:水は冷たい、では火は?ゾウは大きい、ではネズミは?)の概念理解を深める。
5.蝶々結び
<トレーニング内容>
靴ひもを蝶々結びする練習をおこなう。
<ねらい>
・手指技能(手や指を使ったスキル)の巧緻性(緻密な動き、器用さ)を向上させる。
Eさん(小学1年生)のある日の個別トレーニング
Eさんは、身体全体を大きく使う「粗大運動」と「ひらがな」に苦手があるため、この2つを中心にした個別トレーニングを実施しました。


粗大運動・ひらがなの習得
1.点模写
<トレーニング内容>
点で描かれた見本の絵にならい、同じ位置に点を記す。
<ねらい>
・運筆技能(字の書き方、鉛筆の動かし方)を向上させる
・跳躍性眼球運動技能(ある対象から他の対象に一気に視点を飛ばす目の動き)を向上させる。
2.運動
<トレーニング内容>
スクーターボードに腹ばいになり、カラーコーンを避けながら進む。飛び石を渡りながら魚釣りをする。
<ねらい>
・粗大運動(姿勢を保つ、バランスをとる、身体全体を使った歩く・走る・ジャンプするなどの動き)能力を向上させる。
3.ひらがな(促音・撥音・拗音・長音)の練習
<トレーニング内容>
イラストに描かれた対象をひらがなで書く。
<ねらい>
・運筆技能(字の書き方、鉛筆の動かし方)を向上させる。
4.カルタあそび
<トレーニング内容>
カルタのルールを理解する。読み上げられる言葉を聞いて、言葉を記憶しながら、対応する正しいカルタを選ぶ。
<ねらい>
・「ひらがな」の定着を目指す
・言葉で聞いたものと書かれている文字を照会することを目指す
・短期記憶力の向上を目指す
5.ハサミの使い方
<トレーニング内容>
曲線や四角形の形に沿って、切り抜く練習をする。左右の手を分化(別の動きをする)させることを意識しながら、ハサミの練習をおこなう。
<ねらい>
・手指技能(手や指を使ったスキル)の巧緻性(緻密な動き、器用さ)を向上させる。
個別トレーニングでは、お子さま一人ひとりの「苦手」に対するプログラムを、お子さまの発達段階に合わせ、カスタマイズしたり、難易度を調整したりしています。「個別」ならではの良さは、一人ひとり異なる障害特性や発達段階に寄り添った、最適な支援をおこなうことができることです。
保護者の方のご意見をうかがいながら、お子さま一人ひとりに真摯に向き合い、どのようなアプローチをするべきなのかを日々考えています。
ハッピーテラスでは、お子さま一人ひとりの発達にあわせたプログラムで、「できた!」「楽しい!」を積み重ね、自己肯定感を育み、自立への第一歩を踏み出すことを目指す支援をおこなっています。
今回ご紹介したのはあくまでも一例ですが、お子さまの発達段階に合わせた1,000種以上の独自開発プログラムがあります。ハッピーテラスで実際に提供しているプログラムの無料体験会を随時開催しております。
まずは教室に見学をしにきてみませんか?ご相談・ご質問などもお気軽にお問い合わせください。










