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放課後等デイサービス(放デイ)とは?【知っておきたい基礎知識】

更新日

子どものことや障害のこと、療育のことを調べているときに、目にすることの多い「放課後等デイサービス(放デイ)」。小学校や市・区役所、クリニックなどで紹介をされたこと、話を聞いたことがある方もいるかと思います。
どんなサービスなの?利用条件はあるの?児童発達支援との違いは?どれくらいお金がかかるの?など、知っておくべき基本の「キ」を分かりやすく紹介します。

1.放課後等デイサービス(放デイ)とは?

放課後等デイサービスとは、児童福祉法に基づき、学校に就学している障害児に対し、個別や集団プログラムを通じて日常生活での動作の習得や集団生活への適応に向けた支援をおこなう障害福祉サービスの一つです。
毎日の学校の放課後や夏休みなどといった長期休暇中に利用するサービスで、「障害児の学童」と呼ばれています。
お子さま自身のできることを増やし、自立を促したり自分の居場所を増やしたりすることで、より充実した日々を送ることを目指し、学校での教育だけでなく、放課後等にも支援を継続して受けられることを目的としています。

利用対象は?

サービスのご利用対象となるのは、主に小学校、中学校、高校に就学している6歳から18歳までの障害のあるお子さまです。
ただし、高校を卒業しても、引き続き放課後等デイサービスを受ける必要性が認められた場合には、満19歳(20歳になるまで)まで利用可能です。
小学校入学までは児童発達支援、小学校へ入学したら放課後等デイサービスに、年齢に応じて利用できるサービスが切り替わります。
障害者手帳を取得している必要はなく、医師などから療育の必要性が認められた場合には、自治体の判断により利用をすることができます。

利用方法は?

放課後等デイサービスを利用するにあたり、自治体が発行する「障害児通所受給者証」が必要となります。
「障害児通所受給者証」はサービス利用許可の証明書で、お住いの市区町村で発行することができます。
「障害児通所受給者証」は一度取得した後は、1年に1回更新することで継続させることができます。

利用料金はどれくらい?

利用料金については、利用費用の1割が自己負担(9割は公費負担)となり、1回のご利用あたり1,000円前後となります。また世帯の所得に応じて、月額0円・4,600円・37,200円の負担上限があり、1か月に利用したサービス量に関わらずそれ以上の費用は生じません。
ただし、事業所によっては、おやつやお弁当を注文する場合や、イベント等を実施する場合などに別途費用がかかる場合があります。

2.放課後等デイサービスのサービス内容とは?

生活能力の向上のため、必要な訓練、社会との交流などを踏まえ、学校授業終了後や学校休業日に支援を実施しています。
また、学校と放課後等デイサービスの一貫性を踏まえ、学校と連携しながらお子さまを支援します。

実際の支援内容に沿って具体的に紹介をしていきます。

①自立した日常生活を営むために必要な訓練

集団におけるプログラムを通じて、学習のサポートや時間・持ち物などの管理、簡単な金銭管理や基本的なコミュニケ-ションなどを習得できるようにする支援です。
日常的な生活スキルについては自分でできるようになったり、サポートが必要な場合は自分で頼むことができるようになったりするなど、自分で工夫できるようになるための支援をおこないます。

②創作的活動、作業活動

机上での工作や集団での制作、ゲームなどといったプログラムを通じ、学習とは異なる創作的な活動や他の子どもたちとの関わりの場を提供しています。
他者との交流を深めることや、学校や家庭とは別の第三の居場所として過ごすことができるように支援をおこないます。

③地域交流の機会の提供

地域のイベントに参加する、事業所内でイベントをおこなうなど、事業所の中だけでの支援だけではなく、お住まいの地域の中で多くの人と交流できるような機会を持てるような支援をおこないます。
例えば、近隣の介護施設と合同でクリスマスなどの季節イベントをおこなっている事業所もあります。

④余暇の提供

休日や長期休暇などを利用して、事業所に通うお子さまたちと外出したり、イベントを催したりします。
これらのイベントを通じて、学校や家庭では経験できないような余暇活動の機会を作り、家庭や学校外でもさまざまな経験を重ねていけるように支援をおこないます。

放課後等デイサービスの基本的な役割は、厚生労働省のガイドラインによって、下記のように示されています。その基準に沿って、各事業所が支援を実施しています。

  • お子さまの最善の利益を保障する
    学校や家庭と異なる時間や場所、人間関係や体験等を通して、個々のお子さまの状況に応じた発達支援をおこなう
  • 共生社会の実現に向けた後方支援
    お子さまの社会参加や、他のお子さまも含めた集団の中での成長を支援できるよう、学童や児童館など一般的な支援施設等とも連携をしながら、専門的なバックアップをおこなう
  • 保護者支援
    記の支援により、保護者の方が障害のあるお子さまを育てることを支援したり、お子さまの発達によりよい影響を及ぼすことができるように支援する
    ① 子育ての悩み等に対する相談をおこなうこと
    ② 家庭内での養育等についてペアレント・トレーニング等活用しながら、育ちを支える力をつけられるよう支援すること
    ③ 保護者の時間を保障するために、ケアを一時的に代行する支援をおこなうこと

この記事では、「放課後等デイサービス」の概要をお伝えしてきましたが、事業所によって、支援方針やプログラムの特色はさまざまです。
個別・小集団・集団のいずれか、もしくは組み合わせができるといった形態の違い。ソーシャルスキルやコミュニケーション力の育成・特定のスキル(ITスキルや運動、音楽など)習得・学習支援など、プログラムの特徴の違いなどがあります。
立地条件などの通いやすさだけではなく、事業所それぞれの特徴を理解することが大切です。
お子さまにどんな成長をしてほしいか、どんなことができるようになってほしいかというポイントで事業所選びをすることをおすすめしています。
まずは実際の事業所に足を運び、体験や見学をしてみるのがよいでしょう。

3.放課後等デイサービスは、お子さまと保護者の方のサポーター!

放課後等デイサービスは、お子さまに対する療育(発達支援)だけではなく、お子さまを支える保護者の方に対するサポートもおこなっています。
発達に凸凹があるお子さまへのご家庭での接し方や指導(しつけ)の方法など、本やインターネット記事だけでは得られないノウハウや知識を学ぶことができます。支援スタッフに育児や教育に関する相談をしたり、通所する保護者の方同士のコミュニケーションをとったりすることで、「困りごとや悩みごとを誰かに話せる」という安心感を得ることもできます。
また、通所型のサービスのため、お子さまが事業所に通っている間に、保護者の方の時間を確保することもできます。

ひとりで悩まず、まずは相談をしてみませんか?
こちらの記事では放課後等デイサービス(放デイ)の概要を説明しましたが、「うちの子の場合は対象となるの?」「もっと具体的な支援内容が知りたい」「不登校なのだけど、通所はできるの?」「まずは相談に乗ってほしい」など個別のお問い合わせも受け付けております。

放課後等デイサービス ハッピーテラスでは、発達が気になるお子さまが「自信」をもって「自立」への第一歩を踏み出すことを目指す支援をおこなっています。

ご相談やご質問はもちろん、オリジナルプログラムの体験会、一日の流れや支援内容を説明させていただく見学会のご案内もおこなっております。
総合お問い合わせ窓口、もしくはお近くの教室にお気軽にお問い合わせください。

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