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児童発達支援とは?【知っておきたい基礎知識】

更新日

子どものことや障害のこと、療育のことを調べているときに、目にすることの多い「児童発達支援」。
幼稚園・保育園やクリニックなどで紹介をされたという保護者の方もいるかと思います。
どんなサービスなの?放課後等デイサービス(放デイ)との違いは?利用条件はあるの?どれくらいお金がかかるの?など、知っておくべき基本の「キ」を分かりやすく紹介します。

1.児童発達支援とは?

児童発達支援とは、児童福祉法に基づき、主に未就学のお子さまを対象にした、集団及び個別療育をおこなう障害福祉サービスの一つです。
障害のあるお子さまへの発達支援やそのご家族への支援を中心に、日常生活における基本動作や知識技術を習得するためのサポートや、幼稚園などへの入園や小学校への入学に向けた集団生活への適応訓練などの支援をおこないます。

利用対象は?

サービスの利用対象となるのは、集団療育および個別療育をおこなう必要があると認められた、未就学の0~6歳のお子さまです。
就学児のお子さまは「放課後等デイサービス」を利用することができます。
障害者手帳の取得や医学的な診断の必要はなく、医師等から療育の必要性があると判断をされれば、自治体の判断により、利用することができます。

利用方法は?

児童発達支援を利用するためには、自治体が発行する「障害児通所受給者証」が必要です。
「障害児通所受給者証」はサービス利用許可の証明書で、お住いの市区町村の窓口から申請をおこない、発行をしていただきます。
「障害児通所受給者証」は一度取得した後は、1年に1回更新することで継続させることができます。

利用料金はどれくらい?

サービスの利用料金は、お子さまの年齢や世帯所得に応じて決まります。
年少の学年~就学以前のお子さまは、自己負担はありません。
0歳から2歳(年少未満)のお子さまは、1回のご利用あたり1,000円前後の自己負担(利用料の1割が自己負担、9割は公費負担)があります。
また世帯の所得に応じて、月額0円・4,600円・37,200円の負担上限があり、1か月に利用したサービス量に関わらずそれ以上の費用は生じません。
ただし、事業所によっては、おやつやお弁当を注文する場合や、イベント等を実施する場合などに別途費用がかかる場合があります。

2.児童発達支援のサービス内容は?

児童発達支援の基本的な役割としては、「発達支援(本人支援や移行支援)」、「家庭支援」、「地域支援」があります。
これらの支援の内容には厚生労働省のガイドラインにより基準が決められており、その基準に沿ってそれぞれの事業所が支援を実施しています。

実際の支援事例と合わせて、具体的な内容を順番にご紹介します。

本人支援

本人支援とは、「お子さまが将来的に、日常生活や社会生活を円滑に営めるようにすること」を大きな目標とした支援です。「日常生活や社会生活を円滑に営むこと」とはどのようなことを指すのか、具体的とともに説明します。

  • ①健康・生活
    着替えや食事、トイレ、片づけ、持ち物の管理など、日常的におこなう基本の生活動作について、発達段階に応じて習得するためのサポートをおこないます。
  • ②運動・感覚
    例えばブロックやボールなど複数の遊具を使った運動など、全身を動かすような大きくてまとまりのある動き(粗大運動)や、机の上での手先を使った工作課題など、細かくて複雑な運動(微細運動)の発達を促すためのサポートをおこないます。
  • ③認知・行動
    色や数、大小、長短、高低といった比較に関する基本的な概念、言語理解などといった認知発達を促すためのサポートをおこないます。
    指導の中では、指示を聞く、順番を待つ、物の貸し借り、名前を呼ばれたら返事をする、質問には手を挙げるなどのさまざまな場面における適切な行動を経験できるように支援をおこないます。
  • ④言語・コミュニケーション
    有意語(意味のある言葉、パパ・ママ・ワンワンなど)や2語文(単語と2つ組わせる、ママとって、ワンワンいたなど)を増やしていくなど、発語や発話を促すサポートや、語彙や簡単な文章、指示の理解を促すサポート、人に対して自分の要求をすること、言いたいことを伝えるための対人でのやり取りを促すサポートをおこないます。
  • ⑤人間関係・社会性
    小集団・集団でのゲームやソーシャルスキルトレーニングなどを通じて、ルールを守ることや指示を聞いて行動すること、挨拶や謝罪、返事をするなどの対人関係において基本となる関わり方や接し方を学ぶためのサポートをおこないます。

移行支援

障害の有無に関わらず、全ての子どもが共に成長できるよう、可能な限り、地域の保育・教育などの支援を受けられるようにし、かつ同年代の子どもとの仲間づくりを図る支援です。

家族支援

ご家族が、安心して育児をおこなうことができるよう、さまざまな不安を軽減していくための物理的、また心理的な支援です。
具体的には、指導後のフィードバックや保護者面談、ご家族の方向けのトレーニングを通じて、お子さまの発達状況や支援ニーズの確認、お子さまとの関わり方やコミュニケーションのとり方などに対する相談や助言をおこなっています。

地域支援

支援を利用する子どもが地域で適切な支援を受けられるよう、関係機関などと連携を強化していきます。また、地域の子育て支援力を高めるためのネットワークを構築するサポートをおこないます。

3.児童発達支援は、お子さまの「できる!」を増やし、保護者の方をバックアップするサポーターです!

児童発達支援を利用する価値をお伝えするうえで、欠かせないのが「早期療育」のメリットです。
「早期療育」が必要な理由は大きく4つあると考えています。

  • ・誰よりもお子さまが困っているため
  • ・お子さまの自己肯定感を守るため
  • ・保護者やご家族の方が、お子さまのことを正しく理解するため
  • ・保護者やご家族の方が、不安や悩みを抱えないようにするため

特性による「苦手」に困っているのは、周囲の人間ではなく、お子さま本人です。特性によって「できない」のに、周囲からの理解を得られないことによって、辛い想いをしたり、自信を無くしてしまったり、生きづらさを感じたりすることがあります。
発達に凸凹はあったとしても、「苦手」「短所」だけでなく、「得意」「長所」がもちろんあるのです。最も身近にいる保護者やご家族の方が、お子さま一人ひとりの凸凹を見つめてあげることが自己肯定感を守るためには必要です。
とはいえ、子どものことを理解してあげたいけど、どう接するべきか、どのように指導をしたらよいかが分からない…そんなお悩みのある方も多くいらっしゃると思います。
そこで、頼れる存在が「児童発達支援」なのです。ぜひ一度、どんなサポートが受けられるのか相談をしてみてはいかがでしょうか。

ひとりで悩まず、まずは相談をしてみませんか?
こちらの記事では「児童発達支援」の概要を説明しましたが、「うちの子の場合は対象となるの?」「もっと具体的な支援内容が知りたい」「幼稚園・保育園との併用はできるの?」「まずは相談に乗ってほしい」など個別のお問い合わせも受け付けております。

児童発達支援 ハッピーテラスキッズでは、お子さま一人ひとりの発達に合わせた楽しく学べるレッスンで、「好きを得意に、苦手を好きに」を目指す支援をしています。

ご相談やご質問はもちろん、オリジナルプログラムの体験会、一日の流れや支援内容を説明させていただく見学会のご案内もおこなっております。
総合お問い合わせ窓口、もしくはお近くの教室にお気軽にお問い合わせください。

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