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放課後等デイサービス(放デイ)とは?|基礎知識|2024年版

更新日

放課後等デイサービスの支援内容

前項で紹介した「ガイドラインに沿った支援を提供すること」はどの事業所でも共通ですが、実施している支援手法やプログラム内容は事業所によってさまざまです。
お子さまの発達段階や課題に合わせた支援を受けられることが重要となるため、どれが良くてどれが悪いということはありません。お子さまに合った支援がおこなわれているかを見極めることがポイントです。
今回は、代表的な支援手法とプログラム内容について簡単に紹介します。

詳しく知りたい方は以下のコラムも合わせてご覧ください。

療育手法

 個別療育
お子さまと指導員のマンツーマンでプログラムを実施
お子さまのペースに沿って、個々の成長や課題に合わせた細かな支援が可能

 集団療育
他のお子さまと一緒にプログラムを実施
他のお子さまとの関わりを通じ、社会性やコミュニケーションスキルを育むことが可能

放課後等デイサービスの個別療育と集団療育のイメージ

プログラムの種類

 ソーシャルスキルトレーニング(SST)
対人関係におけるスキルを身につけるプログラム

 応用行動分析(ABA)
良い行動を増やし、問題行動を減らすためのプログラム

 TEACCH
ASD(自閉スペクトラム症)の当事者とその家族を対象とした生涯支援プログラム

 認知行動療法(CBT)
物事のとらえ方や行動に働きかけ、ストレスを軽減するためのプログラム

 感覚統合療法
刺激や感覚情報(視覚・聴覚・触覚等)をうまく処理する機能を高めるためのプログラム

これらの他にも、作業療法・音楽療法・遊戯療法・言語療法など、さまざまな種類のプログラムがあります。

実際にどの支援がお子さまに合いそうかを確かめるために、各放課後等デイサービスでおこなわれている無料体験会に参加するのがおすすめです。

SST(パーソナルスペース)について学んだことを実践する子ども

ハッピーテラスでは、「アプローチ手法にはこだわらない」ことを支援方針としています。
お子さまに“今”必要な療育をおこなうために、課題に合わせて必要なアプローチが何かを考え、柔軟に取り組んでいきます。ぜひ体験会にご参加ください!

放課後等デイサービスの選び方のコツ

事業所によって、支援内容やプログラムの特色はさまざまです。
立地条件などの通いやすさだけではなく、事業所それぞれの特徴を理解することが大切です。

利用する放課後等デイサービスを比較検討するときに、見極めておくべきポイントを3つ紹介します。

支援内容・プログラムとお子さまの相性

事業所によって大きく違うのが「支援内容」と「支援における特徴」です。適切なサポートを受けるために最初に見極めるべきポイントです。
支援内容は、前項で紹介をした「療育手法(個別・集団)」や「プログラムの種類」です。支援における特徴について大きく3つに分けて紹介します。

支援における特徴

● 療育重視:障害へのアプローチをおこない社会的な自立を目指す
● 特定技能重視:プログラミング・運動・音楽など特定のスキルを身につける
● 余暇活動重視:自由時間の中で自然と社会性を育む

障害やその傾向による困りごとがある場合には、療育重視がおすすめです。
特定技能重視は「習い事」のイメージに近く、障害やその特性に配慮をしながら特定のスキルを習得したり、そのトレーニングに参加する中で発達を促したりすることができます。
お子さまにどんな成長をしてほしいか、どんなことができるようになってほしいかというポイントで事業所選びをすることをおすすめしています。

すべての事業所に実際に見学に行くのは大変ですので、各事業所のWebサイトやパンフレットで紹介されている「特徴・強み」を参考にするとよいでしょう。

プログラミングスクール型の放デイ(みんなでマインクラフトをやっている場面)

事業所(教室内の雰囲気や他の利用者)・スタッフとの相性

実際に事業所へ足を運び、見学や体験を通じて事業所がお子さまに合うかを見極めるようにしましょう。お子さまの成長を促すためには、お子さま自身が、定期的に通所すること・積極的に参加できること・スタッフを信頼できることが重要です。お子さまにとって「通いたくなる、楽しい場所」となりそうかチェックしていきます。

チェックポイントの例

● スタッフのお子さまへの対応(接し方等)
● スタッフの保護者の方への対応(受け答えや言葉遣い等)
● 他の利用者のお子さまとの相性(年齢や障害種別等)
● 事業所内の安全性・清潔感(事故防止や清掃等)
● プログラムや指導方針とお子さまの相性

体験に参加するお子さまの様子を見ながら「ここでやっていけそうか、成長できそうか」をさまざまな面から確認しましょう。
お子さまが定期的に通う場所なので、「子どもを安心して任せられそう!」と信頼できることが何よりも大事です。

既存利用者、スタッフと楽しそうにプログラムに参加する子どもと、その様子を見守る保護者

利用のしやすさ

ご自宅からのアクセスの良さ、事業所の空き状況(希望する時間帯に予約ができるか)も見落とせないポイントです。
お子さまにとってだけではなく、保護者の方にとっても負担がないか(軽減されるか)が重要です。

チェックポイントの例

● ご自宅からのアクセス(通所にかかる時間、交通手段等)
● 利用時間(週何回・何時間程度の利用ができるか、学校休校日・長期休みは営業しているか等)
● 事業所の空き状況(1日に利用できる上限人数があるため、予約を取りやすいか等)
● 送迎の有無、通所のサポート

放デイパンフを見比べながら、中高生の子どもが一人で通所するのを想像する保護者

この3つ以外にも、以下のようなチェックポイントがあります。

  • 事業所の「支援・教育方針」に納得・共感ができるか
    長所を伸ばす、集団生活に馴染めるようにするなど支援における目標や目的が保護者の方の意見と合致するか等
  • 学校や医療機関などとの連携を図ってくれるか
    先生へお子さまの状況や支援内容を共有する等
  • 保護者の方へのサポートはどのくらい手厚いか
    家庭内での支援方法の相談に乗ってくれるか、お子さまの様子を細かく共有してくれるか等

すべての希望に合致する事業所を見つけることは難しいかもしれませんが、お子さまや保護者の方の状況を踏まえて、優先順位をつけるようにしましょう。

利用開始後のミスマッチを防ぐためにも、「体験会」がある場合には必ず参加しましょう。
実際のプログラムに参加することで、「お子さまがついていけそうか、楽しく取り組めそうか、成長できそうか」を確認することができます。

放課後等デイサービスは、お子さまと保護者の方のサポーター

放課後等デイサービスは、お子さまに対する療育(発達支援)だけではなく、お子さまを支える保護者の方に対するサポートもおこなっています。

発達に凸凹があるお子さまへのご家庭での接し方や教育・療育の方法など、本やインターネット記事だけでは得られないノウハウや知識を学ぶことができます。支援スタッフに育児や教育に関する相談をしたり、通所する保護者の方同士のコミュニケーションをとったりすることで、「困りごとや悩みごとを誰かに話せる」という安心感を得ることもできます。

また、通所型のサービスのため、お子さまが事業所に通っている間に、保護者の方の時間を確保することもできます。

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ひとりで悩まず、まずは相談をしてみませんか?

こちらの記事では放課後等デイサービス(放デイ)の概要を説明しましたが、「うちの子の場合は対象となるの?」「もっと具体的な支援内容が知りたい」「不登校なのだけど、通所はできるの?」「まずは相談に乗ってほしい」など個別のお問い合わせも受け付けております。

放課後等デイサービス ハッピーテラスでは、発達が気になるお子さまが「自信」をもって「自立」への第一歩を踏み出すことを目指す支援をおこなっています。
まずはお気軽にお問い合わせください。


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