発達障害の特性とわがままはどう違う?具体例に沿って解説
発達障害の特性とわがままは、見分けがつかないことがあります。
周囲が適切に理解をしていない場合に、「特性」によるものなのに誤解をされて叱られたり、逆に「わがまま」なのに注意を受けなかったりすることで、お子さまの社会性の成長に悪い影響が出てしまうケースがあります。
特性とわがままでは、お子さまへの適切なアプローチ方法が全く異なります。
今回の記事では、わがままと勘違いされやすい特性、特性のあるお子さまへの適切な対応について紹介します。

目次
発達障害とわがままの関係性は
発達障害のある子どもが「わがまま」だと誤解されてしまうことは少なくありません。その背景に「特性」がある場合には、お子さま本人としてはわがままを言っているつもりがないケースがあります。
わがままと発達障害の特性では大きな違いがあります。
● わがまま:自分の都合や欲求を優先させ、他者の感情や状況を分かったうえで無視する
⇒ 他者や場面を理解したうえで、自分の要求を押し通す = 故意
● 特性:先天的な脳機能・神経系の障害によるもので、本人は意図していない
⇒ 他者や場面の理解や自分の行動や感情のコントロール等ができない = 故意ではない

発達障害は目に見えづらく分かりづらい障害であるために、その言動が周囲から理解されずに単なる「わがまま」だと捉えられてしまうことがあるのです。
特性によるものである場合には、お子さま本人に悪気はないため、「わがまま」だと責められることで深い傷を負ってしまい、自己肯定感が下がったり、精神疾患などの二次障害に繋がったりする可能性があります。お子さまの心を守るためにも、保護者の方が適切な理解をすることが大切です。
まず、発達障害の特性について詳しく解説していきます。
わがままと特性の違いは後述します。
発達障害の特性とは
ASD・ADHDの主症状と、「わがまま」と誤解されやすい特性について紹介します。
同じ診断名でも、特性は一人ひとり異なります。さらに、ASDとADHDは併存することがあり、診断名がいずれかであっても、もう一方の特性がみられることがあります。
今回の記事では、発達障害のあるお子さまに見られることの多い代表的な例をお伝えします。
ASD(自閉スペクトラム症)
● 人との関わりやコミュニケーションの困難
● 想像力や見通し(他者視点やこれから起こること等)の困難
● 過度のこだわりや興味関心の偏り、反復的な行動
● 感覚が過度に過敏または鈍感
● 相手の気持ちや考えを汲み取るのが苦手
● その場の空気を読むこと、場面に合わせた言動をとることが苦手
● マイルールや勝ち・1位に異常にこだわる
● 想定外の出来事に対してパニックが起こることがある
● こだわりが強く、興味関心に偏りがある
● 特定の感覚に対して過敏・鈍麻がある

ADHD(注意欠如・多動症)
● 不注意(注意力が散漫、集中力の持続ができない)
● 多動性(落ち着きがない、じっとしていられない)
● 衝動性(自分の行動をコントロールできない)
● 忘れ物が多い、片付けが苦手
● やる気が出づらいことがある
● ひとつのことに取り組み続けることが苦手
● 不適切な場所で大声を出したり騒いだりする
● 座ったまま話を聞き続けることができない
● 順番待ちができない、ルールを守れない
● 感情のコントロールができない、かんしゃくを起こす

わがままと誤解されやすい行動の具体例
前項で、ASD・ADHDの特性による困りごとの例をお伝えしましたが、その中でも「わがまま」や「がまん不足・甘え」に誤解されがちなケースを具体的に紹介します。
ASD(自閉スペクトラム症)
周りに合わせられない・空気を読めない
例 : 多数決でボール遊びをすることになったが、縄跳びがいいと言って譲らない
特性によるコミュニケーションの苦手さが原因となるケースがあります。具体例を紹介します。
「みんなで決めたことに従う」という暗黙のルールが分からない、自分の発言に周りがネガティブな反応を示しているのに気づけない
価値観の違い(「人数や天候を踏まえて、縄跳びがいい」という価値観を本人が持っており、みんなも同じ考えを持っていると思い込んでいるが、この場面では他の子どもは「みんながやりたいことをやるべきだ」という価値観を持っている)が理解できない
一見「自己中心的」に見えるのですが、本人としては「自分がやりたいこと」を無理に押し通そうとしているつもりはなく、その状況で最も良いのは「縄跳びだ」という信念があるだけです。たとえ、本人が縄跳びをしたくなかったとしても、それが「最適解」だと考えている場合には、その意見を譲らないということがあります。
このようなコミュニケーションのズレによって、誤解を与えてしまうことがあります。

勝ち負けや1位への強いこだわり
例 : ゲームで負けたときにかんしゃくを起こし、物に当たる
ハイコントラスト知覚というASD固有の脳機能の特性によるもので、「白か黒か」「0か100か」と極端な捉え方をする傾向があります。例えば、ゲームに負けた場合に、「負けた自分には価値がない・人生終わりだ」など過剰なまでに自分を卑下する等です。
負けたときの不安や恐怖によって、パニックに陥っている状態であるため、ただ単に「負けが悔しい」わけではないのです。その不安や恐怖が攻撃性となって表れたり、負けを認められなかったりするケースもあります。
「ルールを守ることへのこだわり」がある場合は、ズルを見過ごせず激怒することもあります。ルールへの強いこだわりはASDのお子さまあるあるです。

マイルールへの固執
例 : お出かけのときにいつも着る服が洗濯中でないときに、外出することを嫌がる
こだわり行動のひとつであるマイルールへの固執はASDのお子さまに多く見られます。自分のルールを設けて守ることで秩序を保ち、自分を安心させていることがあるため、ルールに沿えないことで強い不安を感じることやパニックになることがあります。
「儀式的行動」もマイルールのひとつで、「外に出るときは、ドアノブを3回まわしてから開ける」や「歯磨き→洗顔→着替え→朝食…等、朝の準備の流れが決まっている」などがあります。そのルーティン行動をしないと次の行動に移れないのです。自分でもなぜその行動をしたいのかが分からず、やりたくてやっているわけではないケースがほとんどです。
無理強いすることは大きなストレスになるため、強制するのではなく、段階的に行動を変える、行動を変えるための練習をする等のアプローチが必要です。

急な予定の変更が苦手
例 : 「図工」の予定が「体育」に当日変更になったときに、授業への参加を拒否する
想像力の困難がある場合には見通しが立たない状況に強い不安を覚える傾向があり、急な予定の変更を受け入れられなかったり、混乱してしまったりすることがあります。
想定外の事態に対応できないことだけでなく、自分の中で「変更がなかったことにする」ことで安心感を得ようとして「参加しない」という極端な行動をとるケースも多くみられます。
できるだけ「突然の変更・イレギュラー」は避け、場当たり的な対応ではなく、事前に説明をすることが大切です。

興味関心に偏りがある
例 : 自分の興味がない話題に入ろうとしない
ASDの脳機能の特性によって興味関心の対象が非常に限定的になる傾向があります。友だちが話しているのに無反応だったり、雑談に加わらなかったり、急に割り込んで自分が好きな話題をはじめてしまったりする等が見られます。
興味関心の偏りだけでなく、会話の流れを読むことができない・相手の反応や表情を察することができない・社会的ルール(会話に割り込んではいけない等)が理解できないなどの、コミュニケーションの苦手が背景にあるケースもあります。
「雑談が苦手」もASDあるあるですが、雑談は対人関係を築くための手法のひとつです。社会的な行動であるため、雑談に入らないことで、わがままだと捉えられてしまうことがあります。

感覚過敏による偏食がある
例 : 生野菜が食べられない、食べさせようとすると激しく抵抗する
感覚過敏の中でも味覚過敏・触覚過敏(食感)・嗅覚過敏がある場合に、偏食が見られることは多くあります。特性が背景にある場合、苦手なものを無理に食べさせられることは耐え難い苦痛だと言えるでしょう。
食べられない原因は一人ひとり異なりますが、ただ単に「嫌い」なのではないことを理解することが必要です。例えば、味覚過敏の場合、生野菜の「苦味が嫌い」というより「異常なまでに強く感じる」ため、身体が拒否反応を示すというイメージです。香水も少しの量なら「良い匂い」ですが、多量を嗅ぐと不快感を覚えると思います。それに近しい感覚です。
「食わず嫌い」はASDのお子さまあるあるで、特性によって「知らない・未体験のもの」への不安や恐怖が強い傾向がみられることがあります。無理に食べさせようとすることでパニックが起こることもあるので注意しましょう。

ADHD(注意欠如・多動症)
片づけが苦手、やる気が出づらい
例 : 片づけをしなさいと何度言っても動こうとせず、言い訳ばかりする
ADHDあるあるの中でも「片づけが苦手」は代表例のひとつです。さらに、実行機能の弱さによってやる気が出づらい・先延ばしグセがある場合に、苦手な片づけに対して「どうしてもやる気がでない」ことがあります。
「やるべきだ」と理解している場合で、「やりたくないからやらない」はわがままですが、「やろうと思っているが、どうしてもできない」がADHDの特性によるものです。「どうしてもできない」という状態が努力や気合では解決できないときにADHDの診断がつきます。
また、「やるべきだ」と理解していない(片づける必要性が分からない等)場合には、ASDなど別の特性が背景にある可能性があります。
ADHD特性によって「やる気の出づらさ」がある場合には、単なる「怠け」ではないため、特性に応じた対応が必要です。逆に努力や気合で解決できる場合には、ADHDの特性によるものではないと言えるでしょう。

ひとつのことに取り組み続けるのが苦手で、飽きやすい
例 : みんなで工作をしているときに、一人だけ別の遊びをし始める
集中力が続かない・気がそれやすいという特性があり、同じ作業に取り組み続けることが苦手なことがあります。はたからみると、「自分勝手な行動をしている」と思われてしまいがちなのですが、「やろうとは思っているが、気がそれてどうしても続けられない」ことが問題の本質です。そのため「気がそれないような環境設定」などの工夫をすることで、ストレスなく一つの作業に取り組めることがあります。特性への配慮があれば、解決できるものということです。
お子さまの年齢によって対応が変わりますが、周囲の大人に理解をしてもらうことがファーストステップです。

静かにしなければならないところで、騒いだり走り回ったりする
例 : 図書館で大きな声を発しながら走り回る
多動性がある場合には「じっとしていることができない」、衝動性がある場合には「やってはいけないことをしてしまう」ことが背景にあるケースが多いです。本人の意思では行動のコントロールが効かず、わざとやっているわけではないため、「なんでそんなことするの?!」と注意をしても混乱させてしまうことになりかねません。
図書館の外に出て落ち着く時間を設ける、図書館にいる時間を事前に決めておく(●時まで静かにできればいい、という見通しがつくようにする等)の工夫があります。

座ったまま、話を聞き続けることができない
例 : 先生の話を聞き続けられず、授業中に立ち歩く
前項と同様に多動性・衝動性の特性が背景にあるケースです。「話を聞き続けるのが苦手」や「授業中に立ち歩く」もADHDのあるあるですが、我慢が足りてないように見られてしまうことがあります。
お子さまの特性に合わせた工夫を取り入れながら、注意継続のコツ(話に強弱をつける・ポイントを板書する等)や立ち歩く代わりの行動(足をもぞもぞ動かす等)を段階的に目指していく必要があります。
ADHD特性による困りごとは「できるための工夫を見つける」ことが基本対応です。

ルールや順番を守るのが苦手
例 : 遊具に複数の子どもが並んでいるときに、割り込みをしてしまう
衝動性によって自分の感情や行動をコントロールできないことがあります。割り込みが不適切な行動だと理解していても、「どうしても遊具に乗りたい!」という気持ちを抑えきれないのです。
また、不注意によって注意がそれやすいことから、ルールや順番を意識することができない・忘れてしまうケースもあります。
「衝動性」の高さは集団行動の中でトラブルに発展しがちです。
本人に寄り添いつつも、社会性を身につけるサポートをしていくことが必要です。

自分の感情のコントロールが苦手
例 : 気に入らないことがあるとすぐに手がでてしまう
前項と同様に衝動性の特性が背景にあるケースがあります。
怒り・悔しさ・興奮などが急に爆発してしまうことがありますが、これも自分の感情や気持ちのコントロールが難しいことに由来します。さらに自分の感情をうまく言葉にできないことで、手が出る・物を投げるなどの不適切な行動に繋がってしまうことも少なくありません。
まずは落ち着かせるために、お子さまに寄り添って、感情を代弁してあげる・クールダウンする時間を設ける、というのが基本対応の例です。

わがままと発達障害の特性の違い
「わがまま」とは、その行動が不適切だと理解をしたうえで、自分の欲求を押し通そうとするものです。状況や場面を理解しており、自分の意思でその行動をとっています。
不適切だと分かっていても、自分自身で行動のコントロールができないのが「特性」によるものです。
発達障害のお子さまの場合には、不適切な行動を理解できていないケースもあります。特性によって、社会的なルールの習得に困難が生じることがあるためです。

わがまま・特性・誤学習・未学習
同じように見える行動でも、「わがまま・特性・誤学習・未学習」の4つの原因パターンがあります。
わがままと決めつけるのではなく、お子さまの行動の背景や理由を知ることが大切です。
- わがまま:不適切な行動だと分かったうえで、わざとやっている
- 特性:不適切な行動だと分かっているが、どうしても止められない
- 誤学習:不適切な行動を正しい行動だと誤って理解している
- 未学習:その行動が不適切なだと分かっていない・知らない
「誤学習」は文字通り、誤って学んでいることを指します。過去の経験によって間違った学習をしている状態のため、適切な行動の学び直しが必要です。
発達障害の特性によって「誤学習」が進んでしまうことは少なくありません。
詳しくは発達障害の子どもの「誤学習」|原因と対策を紹介をご覧ください。
「未学習」は文字通り、まだ学んでいないことを指します。「一般常識・社会でのルール・マナー」は日々の生活の中で身につける子どもが多いですが、特性によってのこれらの習得が遅れるケースがあるため、お子さまに合わせた教育が必要です。
詳しくはASDがあると常識を習得しづらい?上手な教え方は|中高生向けをご覧ください。
原因を突き止めるためには、以下のフローで「なぜその行動をとったのか」をお子さまに確認する必要があります。

「悪い行動だと分かっているか?」「なぜその行動をしたのか?」など、お子さまが答えやすい方法で確認をしていくようにしましょう。
イメージを持っていただくために、具体的な例を紹介します。
例 : 前の席の生徒に話を聞いてほしくて、その子の髪の毛をひっぱった
- 悪いことだと分かっており、びっくりして振り返るのがおもしろいと思っている ⇒ わがまま
- 悪いことだと分かっているが、衝動的にやってしまう ⇒ 特性
- 自分に注意を向けるための正しい行動だと思っている ⇒ 誤学習
- それが悪い行動だと思っていない ⇒ 未学習

特性によるものの場合、行動の理由が自分でもわからないことがあります。お子さまを追い詰めないように、冷静に寄り添いながら話を聞くようにしましょう。
「不適切な行動だと分かっている」場合の「わがまま・特性」の違いについて、更に詳しく解説していきます。
「わがまま=不適切だと分かったうえでわざとやっている」のか「特性=不適切だと分かっているがやめられない」のかが大きな違いです。
「自分の欲求をどうしても通したい」や「その行動をしたらおもしろい」と考えにもとづいて、その行動をとる判断をした場合には「わがまま」です。
ただし、「わがまま」か「特性」か、を完全に切り分けることは難しいです。特性があり、わがままでもあるというケースも多くみられます。
特性があるからといって「全てわがままではない」ということではないですし、「わがままさ」に特性が拍車をかけていることもあります。
お子さまの行動の原因を突き止めるのは、なかなか家庭内だけでは難しいことがあります。
療育など福祉的なサポートを受けることで、問題行動の原因を突き止め、適切なアプローチをすることができます。

対応のポイント
お子さまが問題行動を起こしたときに、「しつけがなってない・甘やかしすぎ」など育て方のせいだと責められてしまうのではないか、という不安を抱える保護者の方は少なくありません。
とくに「わがまま」に見える行動をとったときには、周囲からの視線が気になって、お子さまをつい叱責したくなることもあるでしょう。
しかしながら、発達障害の特性が原因となり、困った行動をとっている場合には、特性に応じた対応を冷静にとることが大切です。
まずは、「わがまま=わざとやる」のか「特性=やめられない」のか「誤学習・未学習=正しく理解していない」のかを見極めるために、お子さまに寄り添うことがファーストステップです。
行動の背景を知るために、まずは叱らず、お子さまの気持ちを聞いてみるようにしましょう。
特性が背景にある場合のサポート方法のポイントを紹介します。
他コラムでも、発達障害のあるお子さまへのアプローチのコツをお伝えしておりますので、ぜひ合わせてお読みください。

特性に応じた「伝え方」を心がける
お子さまが理解しやすい表現を使うように心がけましょう。
● 直接的に:「他の子はやっているよ」など含みを持たせる表現は避ける
● 簡潔に:一度にいくつものことを伝えるのではなく、一度にひとつの指示をする
● 具体的に:「ちゃんとして」など抽象的な表現は避ける
● 論理的に:「いじわるしてはダメ」など理由が分かりづらいものや感情論は避ける
発達障害の子ども「ならでは」の対応を知る
いわゆる「子育ての一般論」が発達障害のお子さまには通用しないことがあります。
例えば、「根気よく伝える」「よくある叱り文句(例:なんでそんなことするの、やられた子の気持ちを考えなさい)を使う」等です。
● 「できない」ではなく「できた」に注目する
お子さまの「できない」に目がいきがちですが、「できた」=成功をした場面をとらえ、「できた」ときと同じ状況や環境を再現することで「お子さまに合う工夫」が見つかります。
● 感情をおさえ、まずは子どもに寄り添う
コミュニケーションがうまくいかないとき、保護者の方が感情的になりすぎているケースがあります。反発させるだけでなく、パニックに繋がることもあるため、冷静な対応が重要です。
● 「悪い」をしそうなとき(する前)に注意する、「良い」瞬間に褒める
行動のブレーキをかけるためには、不適切な行動をする“前”に注意をしなければ効果がありません。良くないことをしそうだな・やってくれなさそうだな、と思ったときに前もって声がけをするようにしましょう。
また、行動のあとしばらく時間が経ってしまうと、何に対して「叱られている」「褒められている」のかが分からなくなることが特性上あります。行動をしたそのタイミングで即声がけをするようにしましょう。
特性に応じた「環境調整」をおこなう
生活環境を可視化(ルールなどの見える化)・構造化(物事の仕組み化)、感覚過敏への対応をすることで、特性による困りごとが軽減することがあります。
● 可視化(ルールなどの見える化)
例:予定が分かるスケジュール表や明文化されたルールを目に触れる場所に掲示する
● 構造化(物事の仕組み化)
例:用途ごとにラベルを貼り、目で見て「何をする」が分かるようにする
● 感覚過敏への対応
例:雑音を遮断する、調光(明るさ・色の調整)ができる照明に変える、個別ブースを用意する
専門家への相談が解決のヒントになることも
わがままと特性を見分けてアプローチをすることは、ご家庭の中だけでは難しいと思います。
たとえ発達障害への知識があったとしても、一見するだけでは問題の根本を見極めることは難しいです。お子さまの様子を注意深く観察し、実際にお子さまと接しながら原因を突き止め、お子さまに合ったサポートをしていく必要があります。
同じように見える行動だったとしても、お子さまによって原因はさまざまで、適切な工夫も異なります。
そんなときに頼れるのが「療育」です。障害福祉サービスである「児童発達支援(未就学児)」「放課後等デイサービス(就学児)」で療育を受けることができます。

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